祖冲之さんのことが気になって,今も続けて調べています。
・円周率は3.1415926・・・まで正確に計算した,しかしその方法はわかりませんでした。前述のようにヨーロッパより1000年早い。
・暦の改訂した(大明暦)が、実施されたのは没後。それまで19年に7回ほど閏月をいれていました。それは中国では章、ギリシアではメトンの周期といわれ、BC4世紀ころに独立に発見され,使われていました。ところがこれでは100年もすると半日の誤差がでるので,祖さんは閏月を391年間に144回設けるという暦を作ったそうです。この数値の求め方のアルゴリズムをいろいろ考えて,な~ると感じました。情報科学の源は天文学のいい例です。詳説は次回に。
月別アーカイブ: 2007年9月
中秋? 仲秋?
25日は、中秋の名月、お月見の日です。さて「中秋の名月」か「仲秋の名月」かどちらが正しいでしょうか?実際には混同されていますが
ときにGoogleMoonはメッチャパワーアップしたし、日本発の探査機かぐやも月に向っています.
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節句
前回の桜と同じことですが,暦の中に○○の節句という古くからの年間行事がありますね。
3月3日 桃の節句
5月5日 端午の節句
7月7日 七夕
9月9日 重陽の節句(菊)
ところが3月初にはまだ寒く、桃の花は咲いていません。7月7日は梅雨のさなかで星は見えません。9月9日はまだ残暑中で菊は咲いていません。本来これらの行事は旧暦で行うもので1ケ月半ずらすとちょうどいい季節になります。もっとも近年の温暖化のせいで合わないものもありますが。
さくら さくら 弥生の空は
さくら さくら 弥生の空は 見渡すかぎり
霞か雲か 匂いぞ出ずる
いざや いざや 見にゆかん
3月に日本中に桜が咲くようになったのは、近年の温暖化のせいであり、桜花満開は4月の入学式につきものです。この歌は明治からずっと小学校で歌われてきているが、みんな違和感はなかったのでしょうか。
実は弥生は3月ではなく旧暦の三月なのです。現行暦では4月中旬~5月中旬ですからちょうどいい。この歌は旧暦時代に作られたのでしょう、きっと。
小惑星 祖冲之
以前、天津科技大学の祖冲之の胸像のことをお話しましたが、それについて調べてメールをくれた学生がいました。数学者・天文学者として優れた業績を残したことは話したのですが、なんと彼の名の小惑星があるということでした。早速軌道要素を調べて軌道図を描いてみました。今、木星の近くにいます。
それにしてもリチギな。。。
天津より-13
帰ってきました。全員、貴重な体験をして無事に関空に着きました。
蒸し暑いけど、緑の山と安全交通はわが国のいいところです。もうこのタイトルはふさわしくないのでこのシリーズは終わります。ご愛読ありがとうございました。
天津より-12
天津より-11
天津より-10
天津より-9
今日は国際学院の先生たちに連れられて北京観光へ行ってきました。万里の長城・天安門広場で、写真は後ほど。それより別のことで疑問(どうでもいいことかも)を持ちました。天津・北京間(~京都・姫路くらい)は平坦な高速道路を走りましたが、この広大な平地は一体何に使われているのだろう?窓から見たところ背の低い樹木だけ、農地でもなく宅地でもない広大な平地というものをしりませんでした。日本では平地が少ないためか100%使われていますね。