七夕

 これは昨年の今日、KCGblog開設の日に書いた最初のブログ記事です。日だけ変えて同じ内容で載せることにします。

 七夕は天の川をはさんで離ればなれに暮らしている織姫と牽牛が年に一度出会える夜といわれ,中国では漢の時代から,日本では奈良時代から朝廷の伝統行事でした。七夕に関する歌は少なくありません。
・彦星の行き逢ひを待つかささぎの わたせる橋を我にかさなむ・・菅原道眞 
・思ひやる心もすずし彦星の つま待つ宵のあまの川風・・・藤原清輔
 ところが,7月7日は梅雨の末期,集中豪雨の季節で,なかなか星を眺めることはできません。実際,昨夜も見えませんでしたし、今夜もムリでしょう。七夕祭は本来旧暦で行われるもので,その日は伝統的七夕の日といわれ,通常は8月中旬ですが、今年は8月7日です。その頃は天候も安定しているし,両星は天高く眺めやすいところにやってきます。

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