その3は要らなくなったものというより要らなくしたいもの、それはハンコです。色々な書類にハンコを押すように言われていますが、実はただ習慣的にやっているだけ。そもそも捺印とは書類の内容に責任を持つというしるしのはずなのに、「とにかくここに三文判でもいいから押しといて」と言われて押していますね。実印なら届けているので本人のものとわかるが、三文判なんてどこでもだれでも買えて使えるのです。要するに無責任になるのです。
かつてハンコを忘れて困った時がありました。取りに帰る時間はなし、こんな珍しい名前のハンコを売っている店はなし、作ってもらうと日数がかかるし金もかかる。ところが鴨川校の南にあるあの店でたったの15分で、たったの300円でできたのです。しかも免許証も保険証もなく身分を証明をするものは一切不要。そんなハンコに何の意味があるのでしょうか。署名なら筆跡鑑定して本物か偽物か判別できますが、ホームセンターで作った三文判(=スタンプ)ではできません。
そんなハンコを押すのはやめよう。意味のない捺印は拒否しよう。まずは身の回りの書類から
戦国大名の花押は立派ですね。あれなら責任が伴っているとわかります。
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☆要らなくなったもの-2
みなさんのうちでは○○事典はお使いですか?わが家の天文学事典、理化学事典、育児事典、料理事典、漢和中辞典、英和大辞典、・・・・埃だらけです。もう数年も開いていない。調べものには、そんな分厚い本をあけるより、Wikipediaで検索するほうがフツーでしょう。何種類もの辞書をかばんに詰めて学校に持っていく高校生はまだいるのでしょうか?高校生の使う言葉はすべてコンパクトな電子辞書があればすむこと。その電子辞書を遣うことを禁じていた先生がいましたが、今はさすがにいないでしょうね。さらに今やケータイに収まっています。近い将来、厚くて重い事典辞書は専門家以外には不要になるでしょう。
かつて書斎・応接間の書棚に分厚い事典や全集を並べることは庶民のあこがれでした。それらの本が目的ではなく、そのような書斎・応接間のあるマイホームをもつことが。でもそんな無駄なことにお金を使わなくてよかった。
☆要らなくなったもの-1
私たちの周囲にはかつて大事に使っていたのに、今や要らなくなったものがいっぱいありますね。PC機器ではフロッピディスク、文房具では万年筆・・・・
万年筆は中学や高校への進学祝いの定番でもらって、ほんとにうれしかった。さらさらと、鉛筆とは違った滑らかさに満足!なくさないよう机の奥の定位置にしまっておいたもの。胸ポケットに挿すこと自体がステータスアップでした。万年筆とは誰の訳語か知りませんが、
fountain pen よりずっといい言葉です。自転車と並んで非常にすぐれた日本語で、もはや訳語ではない。
その万年筆が使われなくなったのは、ボールペンに負けたからでしょうか?値段だけでなく、重ねて書くカーボン紙のためには万年筆は不便ということがあったのでしょうね。「そんなもの知らんワ」という若者もいます。
このシリーズでは辞書、ハンコ、などを取り上げていきます。
☆脳の若さを保つ方法
昨日の朝のTVで著名な脳科学者M先生がこんなこと言っていました。
脳の活性化、若さを保つ方法として、日記を書くことがお勧めです。今日ではブログですね。
○○のみなさん、がんばりましょう。年齢の若い人が脳も若いとは限りませんよ。
☆皆既日食まであと30日
YouTube – 皆既日食の不思議に迫るより
いよいよあと1ケ月です。京都では部分食ですが80%も欠けますからこんなものかな。
YouTubeにもたくさん載っていますね。ツウの話による見るだけでなく五体で感じるものらしいです。
・暗くなる(これは当たり前)
・気温が下がる
・皆既時には全方位夕焼け
・鳥獣が騒ぐ (かつては人間も 今は歓声)
・部分日食には木漏れ日観測がオススメ (後述します)
・写真撮影はかなり難しそうですが、Chappyさんチャレンジしてみませんか
☆天文講演会
花山星空ネットワーク主催の講演会へぜひどうぞ。
日時 6月21日(日) 13:30~16:30
会場 京都大学百周年時計台記念館 2階 国際交流ホールII
内容 「ガリレオの見た太陽系 我々が見る太陽系」 向井 正氏 (神戸大学名誉教授)
「それでも我々は動いている~宇宙背景放射のなぞ」 若松 謙一氏 (岐阜大学名誉教授)
今年が世界天文年となったのは、ガリレオが望遠鏡による天体観測を始めて400年ということを記念してのことです。ガリレオは様々な新発見を通して、新たな宇宙観を開き、近代科学の基礎を築きあげました。今日私たちが科学文明を享受しているのはガリレオのおかげと言っていいでしょう。21日の講演会ではガリレオが描いた宇宙像はどのように変化してきたのかが語られます。
NPO法人 花山星空ネットワーク 第4回 講演会
☆皆既日食まであと40日
ダイニックアストロパーク天究館1994より
を切りました。皆既地帯では空は真黒になり、太陽の周りにコロナが見え、地平線あたりは夕焼けになります。19世紀20世紀にかけて皆既日食の科学的な重要さはコロナ観測でした。その中に新元素が発見されコロニウムと名付けられましたが、実は高エネルギー状態の鉄でした。また別の未知の元素が発見され、ヘリウムと名付けられました。ヘリオスとはギリシア語で太陽のこと、すなわちヘリウムとは太陽素という意味になります。ところがヘリウムは地球にもわずかながら、存在していたのです。太陽にある物質と地球にある物質はすべて共通していることがわかりました。
コロナの温度は100万~200万度、太陽表面は5800度、どうしてコロナのほうが高温なのか今も詳しくはわかっていません。この研究の先駆者(パイオニア)は若き日の宮本正太郎先生です。今も高く評価されていますが、発表が戦争中、しかも日本語論文だったので、当時は読まれもしなかったそうです。この論文は宮本先生の最大の業績で、もし戦争中でなかったら、30代半ばで世界的な評価が得られたと思われます。
ときに太陽君はいかがかな
☆太陽神の父親
太陽は万物に恵みをもたらす神として崇められてきました。エジプトではラー(またはアテン)、ギリシアではアポロン(またはヘリオス)、わが国ではアマテラス。その父親は?というとラーやアテンのことは知りませんが、アポロンの父親はゼウスで、アマテラスの父親はイザナギ、ともに最大最高の神です。
他にインカ、アステカ、インド、北欧などにも太陽神がいます。
この記事は神話伝説のことで、他意はありません、サスペンダーさん!
☆かぐやの最期
明日11日午前3時25分ごろ、がくや(家具屋ではない!)が月面に落下します。日本初の大型月探査機として、これまで1年半以上にわたって月面を観測し、きれいな映像を送ってきました。その最期は華麗にして壮絶で、瞬間の閃光を捕えようとしている熱心なアマ天がいます。もちろん肉眼ではダメ、写真も無理で望遠鏡にビデオをつけて撮影するそうです。
やはり「かぐや」は月に帰るのです。
「かぐや」、いよいよ月面落下へ
☆教えて超圧縮ソフト
どなたか教えてください。
Word、Excel、PPTさらにjpgまで1/10に圧縮するソフトです。
ダウンロード|NXPowerLite(NXパワーライト):重いPowerPointファイルを、PPT形式のまま、最大95%も圧縮・軽量化。
天文メルトモからきいてお試し版をインストールしてみると、拡張子はそのままで大幅に圧縮します。元に戻らないようですが、修正はできます。
ホンマですよ。でも大丈夫かな?