これまでと趣を変えまして、しばしおとぎ話にお付き合いください。
むかしむかし,浦島は 助けた龜につれ連れられて,
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中からぱっと白煙,たちまち太郎はお爺さん。
浦島太郎が助けた亀に乗って竜宮城に行き,乙姫様と楽しく暮らし,お土産に玉手箱をもらい,帰ってみたら知らない人ばかり,開いた玉手箱から出た煙でたちまち彼はお爺さんになってしまった・・・という童話は誰もが知っていますね。ところが彼は最後はどうなったのでしょうか?
・そのまま死んだ
・鶴になって飛び去った
・竜宮へ戻った
色々な説があるそうです。私たちが知っている物語は江戸時代に庶民が本を読むようになったときに書き直されているものが少なくありません。実は浦島伝説はずっと古くからあり,その原型は私たちがなじんでいるものとかなり異なっています。その源流を探ると奈良時代にまで遡ります