タバコ値上げ、やめてよかった.
ウヒヒ
月別アーカイブ: 2010年9月
☆ガラパゴス
出ましたね。
シャープの電子書籍端末名は「ガラパゴス」……12月より電子書籍事業をスタート (RBB TODAY) – Yahoo!ニュース
まちがいなく、電子書籍・デジタル教科書の方向へ進んでいる。
電子書籍の未来は | オブジェクト脳@kcg
☆新常用漢字
☆中秋の名月4
ところで 『竹取物語』の舞台はどこでしょうか?京都府南部(長岡京市,八幡市,京田辺市),奈良県広陵町,富士市などの候補がありますが,飛鳥藤原京に近いことから広陵町が有力になってきます。洛西・長岡・八幡の竹林は有名ですが、飛鳥時代にはなかったそうです。
また『竹取物語』の作者は誰か?空海,源順,紀貫之,紀長谷雄・・・多数の候補者が上がっていますが,藤原不比等を嘲笑っているからには,藤原氏に恨みがあり,仏教・道教・漢籍・和歌などに精通し,もちろん文才もある人でしょう。そこで紀貫之(866?-945?)が最有力候補になっているそうです。紀氏は古来の名族で,彼は『古今和歌集』の編者,『土佐日記』の作者としては有名ですが,位は従五位上-木工権頭(いわば営繕課長)という冷や飯食いだったそうです。
こんな素晴らしいフィクションを創りだすとはやっぱ天才ですね。もちろん世界最古の空想物語です。
☆中秋の名月3
竹取物語の最後に重要な文章があります。
月へ遣っていくかぐや姫は帝に不死の薬と天の羽衣,帝を慕う心を綴った文を贈りました。しかし帝は「かぐや姫の居ないこの世で不老不死を得ても意味が無い。」と,それを駿河国にある日本で一番高い山で焼くように命じました。それからその山は「不死の山」(=富士の山)と呼ばれ,その山からは常に煙が上がるようになりました。実際,平安時代には富士山は常時煙を吹いていたことが知られています。
さてかぐや姫を入内させようとし,月へ還ってしまってからも未練心を抱いている帝とは誰でしょうか?この5人がそろって都にいた時の天皇なら持統(在位690-697年),文武(在位697-707年)ですが,持統は女帝だから除かれ残るは文武しかない。かぐや姫が月へ帰ってしまった日はこの在位期間の中秋の名月(旧8月15日)であることから推定できます。文武天皇は父草壁皇子が若死にしたので14歳で即位しますが,お祖母さんの持統上皇が亡くなる703年以前は,光り輝くとはいえどこのだれかわからない田舎娘を宮中に迎え入れるなんてもっての他だったでしょう。この帝は707年7月に24歳で亡くなっているので,問題の宵は703年(大宝三年)~706年(慶雲三年)の中秋の名月となります。その中で最有力候補は没年前の706年9月26日(日)でしょう。
まだ続く
☆中秋の名月2
実は竹取物語とは,童話でもSFでもなく反権力風刺小説なのです。成立年,作者とも不明ですが『源氏物語』に紹介されていることから平安初期の作品であることは確かです。問題はかぐや姫に求婚する5人の公達で,
阿倍御主人(あべのみうし635-703:右大臣),
大伴御行(おおとものみゆき646-701:大納言),
石上麻呂(いそのかみのまろ640-717:中納言)は飛鳥時代の実在の人物です。また
石作皇子(いしづくりのみこ)のモデルは多治比嶋(624-701:左大臣),
車持皇子(くらもちのみこ)のモデルはなんと藤原不比等(659-720:右大臣)
だとすでに江戸時代から言われています。
かぐや姫はこの5人の公達にプロポーズを受ける条件として,噂にしか聞いたことがなく,手に入れるのは非常に困難な珍しい宝物を持ってくるようにと無理難題を吹っ掛け,この高位高官たちの失敗を嘲笑っていますね。さらに帝からの入内命令にも従わず,最後には武力にも屈せず故郷の月へ還ってしまうというたくましい女性なのです。かぐや姫は天上で罪を犯し地上に遣られ,それが許され月へ戻るわけですが,これは左遷追放されたけど後年恩赦か何かで都に戻られた公家のようです。そういえば光源氏も一時左遷されていますね。
☆中秋の名月1
が近づいてきました。9月22日は旧暦の8月15日、ところが満月は翌日23日です。
名月必ずしも満月ならず」一致する方がすくない。
Moon満月はいざよいの方が多いのです。
さて先月「かぐや姫が月に帰って行った日」が特定できました。そんな記録があるわけではなし、難しい計算をしたのでもありませんが、結論から言うと
706年9月26日(日)=慶雲三年八月十五日 (丙戌)
そのからくりはあたらめて
☆ウェブ系科目授業法見直し?
どんどん進化、かどうかは知らんがとにかく変化、していますね。
「Internet Explorer 9」ベータ版公開、HTML5対応やパフォーマンスを向上 (Impress Watch) – Yahoo!ニュース
タグをネチネチ書いている時代ではないのかも?
☆月が遠ざかっていく
現在、月は約38万kmの距離にいますが、年に3.8cmずつ地球から遠ざかっています。その原因は、潮の満ち干にあり、海水の動きは、海底との摩擦や地形などの条件によって、地球の自転にブレーキをかける働きをしています。このため、地球の自転速度は10万年に1秒の割合で遅くなっています。過去はもっと速く自転していました。古生代には1日は22時間、1年は約400日だったことが化石調査からわかっているそうです。ブレーキによって奪われたエネルギーは地球と同じ重心をまわる月の側へ移り、地球の自転が遅くなる分、逆に月の運動エネルギーに加わり結果として月が地球から離れていきます。とはいえ月は地球から永遠に離れ続けていくわけではなく、地球の自転周期と月の公転周期が一致すれば終わります。このとき月と地球の距離は現在の約1.5倍、したがって大きさは約2/3、皆既日食は起こらない。そして地球と月はいつも同じ面を向き合っているので、月はいつも天空上に浮かんでいて、出没は見られなくなります。
☆13星座
黄道上には明らかに 13個の星座があり、星占いで使われる時より1個多いのはなぜ?へびつかい座を入るかどうかで占い結果が違うというのは変ですね。
実は星座が現在のように決まったのは1928年の国際天文連合総会で、それ以前には個数も境界も乱立していました。この時、赤道に沿って境界線が引かれることになったため13個になったそうです。昔は黄道に沿っていた