いい言葉といえば自転車、もちろんbicycleの訳語ですが、この英語を直訳すると二輪車ですね。自ら転がす車とはそのものピッタリで、原語よりよほどいい。同じくfountain penの訳語である万年筆。誰か知りませんが、よくぞ作ったものです。宇宙はuniverseの訳語ではなく、もともと古代中国にあった言葉で時間空間すべてという意味です。神の創造物ということではなく、むしろ相対論で言う時空に近い。
数学では実数・虚数という言葉がありますが、虚数とはまずい訳です。imaginary number とは虚偽の数・虚しい数ではなく、想像上の数ということなのに。。。関数という言葉もよくない、そんな数があるみたいです。function とは機能・作用ということですね。しかし今さら2次関数・三角関数という言葉を変えるわけにはいきません。幕末から明治にかけて夥しい新語ができますが当たり外れもかなり多いようです。