☆15日の日食


AstroArts: 【特集】2010年1月15日 部分日食が起こります。東アフリカから中国までは金環食が見られますが、わが国では西日本で部分食、京都では日の入りのころ右下がチョコット欠けるだけ。でも高い所に登ったら見えるかも。
 サスペンダーさん、心配いらないよ。翌日に太陽君はまた元気になっています。

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☆元日の月食

20100101月食

京都での見え方(国立天文台のサイトより)

 新年の日の出前に、月食が起こります。2010年最初の天文イベントです。
【特集】2010年の初日の出と月食を見よう
といっても西に没する月の左下がほんの少し欠けるだけで、気付かれずに沈んでしまいそう。おまけに4時ころですから、深夜初詣でない限り寝ていますね。

ちなみに皆既月食は12月21日に起こります。

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☆月にお水が


月に「水」の存在確認、NASA(TBS系) – Yahoo!ニュース

NASAは先月、ロケットを月面に衝突させ、その衝撃で舞い上がった大量の塵の中の水蒸気を探していました。
 NASAによりますと、今回確認された水はおよそ90リットルで、今後、水の成分や、月全体でどれくらいの水が存在するのかを調べることにしています。
 月には、これまで水素が存在することは確認されていましたが、水が確認されたのは初めてで、ヒトが月で活動する時に役立つ資源になるのではと注目されています。

 南極付近のとある太陽光が当たらないクレータ内部からです。他のクレータにもあるはず。90リットルだけではないでしょう。
 こりゃ面白くなってきた。

なんと早速Googleの画像が変わっています。

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☆2012年の天文現象-3

BC1953


 2012年に惑星直列は起こるのでしょうか?起こればどんな結果になるのでしょうか?15年前PC98の時代から惑星会合については詳しく計算しています。水金地火木土が直線状に並ぶと、惑星の集合が眺められます。天王星海王星は遠くてしょせん見えないので5惑星に限って、BC3000年からAD3000年まで地球を6000回回して調べました。5惑星のラインアップは61回、そのうち25回は太陽とちょうど同じ方向で見られないので36回。最もコンパクトなものが上図です。BC1953年2月末に起こりましたが、世界中どこのも記録はない。まだ文字が使われていない頃ですから当然ですが。 最近では2000年、次は2040年に2012年には起こりません

 ヨーロッパ人は惑星直列と終末予言が好きらしく、20世紀末のノストラダムス大予言をはじめこれまで何度も繰り返されてきました。しかし何も起こりませんでした。惑星直列でこの世が終末を迎えるはずがないですよね。中国では3000年前から吉兆、新王朝開始の天命とされてきました。周の武王、漢の高祖(劉邦)、唐の玄宗、彼らは五星の祝福で即位したのです。
くわしくは漢初・五星聚井をお読みください。少々長いが。

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☆2012年の天文現象-2

venus


6月6日には金星の日面通過が起こります。これは2004年にも起こりました。黒いVenusがアポロンの前を通り過ぎていく姿を見ようと、天文ファンは期待していましたが、あいにくと全国的に雨・・・。次回は見られるかも。
 太陽と地球の間に入る天体は月と金星と水星だけ。金星が13回公転する間に地球は8回公転します(この計算は結構時間がかかりますよ、2重ループの演習問題)。したがって8年ごとに起こるはずだが、軌道の傾きのためチャンスは案外少ないのです。

 この日の惑星配置は上図のようになり、水金地火木土の軌道が描かれています。すべての惑星は反時計回りで、金星は地球を追い越していきます。

でもオカルトとは言えんなぁ
☆2012年の天文現象-1

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☆2012年の天文現象-1


 マヤ暦によると2012年(あと3年)で世界の終末が来るとか、またまたオカルトニュースが流れています。ノストラダムス大予言は幸いにも大外れでしたね。そこで何回続くかわかりませんが天変を調べていきます。

比叡

まずは日食5月21日に金環日食、これは京都からも見えます。朝7:30ころ東天に、高いところに登りましょう。 11月13日に皆既日食 日本からは見られません。見るなら北オーストラリアへ。
6月6日金星の日面通過  太陽君の前をビーナスさんが通るのが見られる(詳説は後)
オリンピックはロンドンで、また選挙の年です 大阪の橋下さん、アメリカのオバマさん。
閏年です 秋分は9月22日 冬至は12月21日(そこでこの世は終わりとか)
タイタニック沈没100周年らしいですね

これで終末?惑星直列が起こるという話もあるが、これについては次回に

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☆オリオン流星雨

オリオン

2009年10月21日 オリオン座流星群が極大

 今夜がピークのはずのオリオン流星雨。23時ごろ東の空にはオリオン座が昇ってきます。赤☆はベテルギウス、青☆はリゲル。オリオンの左にはふたご座、上がカストルで下がポルックス、その下の赤い明るい星は火星です。流星雨はオリオンとふたごの間から四方へ出るはず。月明かりの影響がまったくないという最高の条件ですが、問題は天気。昨夜から今日にかけて晴れすぎみたいですね。予報では1時間に数十個飛ぶとか言われていますが・・・サテサテ。8月のペルセウス座流星雨や11月のしし座流星雨に比べるとマイナーなので、オーバーな推奨はやめときましょう。たとえ流星雨は見られなくても、オリオン、ふたご、すばる、火星などを眺めてください。

 流星雨は彗星のなれの果てというか、亡骸というか。この度はハレー彗星がかつてまき散らかしたダスト(ここらはM先生の専門分野)が地球に降ってくるものです。毎年起こる現象だけど、今年は世界天文年のため話題になったのでしょうね。

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☆土星に巨大な環が発見された

新環

 宇宙は新天体新現象が発見される宝庫とシラバスに書いたけど、またまた新発見がありました。NASAの赤外線観測衛星によるもので、今朝の読売にも載っていました。
土星を取り巻く巨大な環を発見

土星からずいぶん離れたところで、暗くて赤外線でしか見えないそうです。環をもつことは珍しくなく、木星天王星海王星にはあります。ただし地球や火星にはないようで、大型惑星の特徴らしいです。

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☆惑星X探査計画始動

惑星X


太陽系「惑星X」発見するぞ!探査計画始動(読売新聞) – Yahoo!ニュース
 物理学担当のM先生がパイオニア的大プロジェクトを始められています。太陽系の外縁部に新しい惑星を見つけようという壮大な計画です。M先生によると太陽系ができてから間もなく、外に飛ばされた惑星があるはず、大きさは地球なみ、ただし今はどこにあるかわからないとのこと。海外の研究者と一緒に木曽観測所(長野県)のシュミット望遠鏡と、米ハワイ州マウイ島に建造された新望遠鏡「PS1」を使っての観測。数年後が楽しみです。

 惑星Xとは160年前フランスの天文学者ルベリエが海王星の外に新惑星を予測した天体で、80年間の探索の末見つかったのが冥王星でした。しかし冥王星は惑星とは呼べないほど小さくて、3年前に惑星から外されました。そこで新たな惑星Xを探そうというのがこの計画です。
M先生が 21世紀のルベリエとなる日を期待しましょう。

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☆ 太陽系外に初の「地球型」惑星発見


太陽系外に初の「地球型」惑星発見 欧州南天天文台(CNN.co.jp) – Yahoo!ニュース
というニュースが入ってきました。
ただし恒星に極めて近い位置にあるため、昼間の気温はセ氏2000度超、夜間は同マイナス200度にもなり、とても生命が生きられるような環境ではないとか・・・

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