滋賀県多賀町にあるダイニックアストロパーク天究館で講演してきました。町の教育委員会が主催する生涯学習講座「大人のための天文講座」です。といっても参加者は60代が主で若い人は1人だけ。惑星や星の話は他の人がいろいろやったので、今回は銀河と宇宙について話すことになって・・・ムボーですが・・・、やはり難しかったということでした。
晴れたら土星を見る予定でしたが、あいにく曇天さらに雨天で観望会は不成立。
この天文台にはもう20年もボランティア要員になっています。KCGの先生や学生さんも何人か誘って行きましたね。
平安の天文家1
天体スペクトル研究会3
天体スペクトル研究会2
1日目の発表のうち特に眼を引いたのが2つあります。
最長老のKg先生、80過ぎてもまだまだお元気で、自らは古文書天文学と言いながら、200年前の文献から現代の研究までを紹介されました。いやぁご立派・・・
もうひとつは最若年でX大学の4回生、小さな望遠鏡で銀河の観測結果を報告。このような観測は30年前なら大望遠鏡で長時間かけなければできなかったものです。昔は苦労したものが・・・
いささかショックをうけた中高年は少なからずでした。
天体スペクトル研究会1
知恵のある人は知恵を
昔というか1970年ころの言葉ですが「知恵のある人は知恵を、力のある人は力を、金のある人は金を」というスローガンがありました。みんなが同じことをやる必要はないし、またできもしない。それぞれができる範囲で何かを社会に貢献しようというイミです。先日ふと思い出して、現在にも通用する、まさに名言ですね。
「若者たち」・・・君のぉ~行く道はぁ~・・・が流行ったころかなぁ
おまけの日
今日はおまけの日ですね。今年は4年に一度の閏年、正確にいうと閏年は4年に1回では多すぎて、128年経つと1日のズレが起こります。そこで現行暦では、400年に97回ほど閏年を置いていますが、これでもまだ多いのです。128年に31回とするとかなり正確になりますが、誤差なしとはいきません。
ナゼって?それは1年=365.242194・・・日が簡単な整数比(つまり有理数)にならないからです。
新惑星 続
これは予測というよりコンピュータシミュレーションによる発見です。海王星のはるか彼方で1000年以上もかかって太陽の周りを回っている地球よりやや小さい新惑星Xが存在すれば、太陽系の外縁部にある小天体(カイパーベルト天体)の分布が説明できる、ということを最新のモデルに基づいて40億年間にわたって計算したというもの。現在の望遠鏡の性能で見つけられないことはなさそうだが、どこにいるか不明です・・・というと頼りない話みたいですが、かつて海王星もこのような予言(もちろん今よりもっと不正確)に基づいて発見されたのです(1846)。歴史は繰り返す。
CPS : Center for Planetary Scienceくきれいな画像
太陽系外縁部に未知の惑星の存在を予測解説
新惑星
冥王星が惑星から外れて間もないが、新たに惑星が存在すると言うニュースです。 詳しいことがわかればまた、まずは速報。ともあれ快挙です。
ちなみにこの向井教授とは長年の知人で元講師です。
海王星外側に第9番惑星の可能性、神戸大が理論予測(読売新聞) – Yahoo!ニュース
SPP集録報告書作成
SPP集録報告書がもうじき出来上がります。学内外の7名の講師に書いてもらった原稿をまとめた最終原稿を、昨日印刷所へまわしました。いやはや、思ったより手間がかかった。
SPP集録報告書を編集中
参加者のあった高校だけでなく、全国へ配布できます。
今年度のテーマは「モデル化とシミュレーション」,「マルチメディアウェブの活用」でしたが,来年度も継続します。高大連携・・・KCG/KCGIにも高校にも有効な教育活動になることを期待しつつ。
