ありとあらゆるエンジンの中で,これがダントツに面白い,楽しい,感性に響いてくる,からである。偶然の賜物だとしか思えないのだが,空冷Zエンジンの奏でる音は,イタリアのカンツォーネか日本の演歌か,なんだかわからんが,心に響いてくるものがある。集合管をつけた日にゃあ,もう,唯に感涙むせぶのみ。嗚呼,Kawasaki Z!
高度成長期の日本で設計・生産され,世界を席巻した工業製品としての当時の技術力と,そして,今なお,多くのファンを惹きつけてやまないその魅力。それは単に技術という枠を超えた,文化的な何かがある。単なる交通手段としてではなく,享楽の道具としてオートバイを設計するならば,次の時代は,絶対性能や加速,最高速ではなくて,乗って楽しいかどうか,感性に響いてくるかどうか,を,ITで実現することだ。だから,京都コンピュータ学院の底力を結集して,実現すべき対象を研究しようと。等等・・・。
後日の,教室での授業風景(あとから追加でアップしました)