カワサキZ1 開発責任者 大槻幸雄氏 特別講演

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カワサキZ1 開発責任者 大槻幸雄氏 特別講演「世界一のオートバイとガスタービン開発及び開発技術者の使命」
いよいよ明日です。一般の方でも事前にお申し込みいただいたら,ご参加可能です。

現在も世界中で人気のカワサキのオートバイ「Z1(ゼットワン)」,「500SS mach III(マッハスリー)」や,独自技術でゼロから開発を手掛け世界最高の20,000kW級熱効率を生み出した純国産ガスタービンの開発責任者 大槻幸雄氏を講師に迎えます。

これらのオートバイとガスタービンの開発歴史や逸話,そして豊富な人生経験を交えながら,「開発技術者の使命」についてお話しいただきます。講演後は質疑応答も予定しています。

<2012年1月21日(土)>

カワサキZ1 開発責任者 大槻幸雄氏 特別講演「世界一のオートバイとガスタービン開発及び開発技術者の使命」

講演者:大槻 幸雄 氏
 川崎重工業 元常務取締役
 日本ガスタービン学会名誉会員 元会長

略歴
昭和5年京都府生まれ。昭和24年旧制第5高等学校一年修了。
昭和30年京都大学工学部機械工学科大学院修士一年修了。
同年川崎航空機工業(株)入社。
昭和31年日本ジェットエンジン(株)へ出向。
昭和37年同社単車事業部設計部にて,カワサキ500ccマッハⅢ,900ccZ1,1300cc6気筒シャフトドライブKZ1300などの設計開発に携わる。
昭和40年には同社初代のグランプリ・オートバイレースの監督を兼任。
昭和41年フンボルト財団留学生としてドイツ・アーヘン工科大学ジェットエンジン研究所へ留学。
その後,昭和46年川崎重工業(株)単車事業部設計部長兼ジェットエンジン事業部長付として純国産ガスタービンの設計開発に従事し,300馬力級研究用純国産ガスタービンの開発に成功。純国産ガスタービンによる非常用ガスタービン設備の市場開拓などに尽力。
昭和53年「ガスタービンの性能に関する研究」について京都大学工学博士号取得。
昭和56年ジェットエンジン事業部産業ガスタービン統括部長,
昭和59年ジェットエンジン事業部副事業部長,
平成2年汎用ガスタービン事業部長,
平成7年航空宇宙事業本部副本部長,常務取締役を歴任。
平成8年日本ガスタービン学会会長。
平成9年通産省工業技術院機械技術研究評価委員。
平成13年日本ガスタービン学会名誉会員。
昭和52年日本機械学会技術賞,
昭和57年日本ガスタービン学会技術賞(日本ガスタービン学会設立50周年記念),
平成4年科学技術庁長官賞,
兵庫県科学賞,
平成14年国土交通省交通文科賞など受賞多数。
現在,川崎重工業(株)社友。
日程

日時

2012年1月21日(土)

時間  12:30受付開始 13:00開演

参加費 無料

会場
京都コンピュータ学院 京都駅前校6階大ホール

お問い合わせ先:京都コンピュータ学院 総務部
Tel:075-762-2030  E-mail:general@kcg.ac.jp

(受付時間 平日9:00 ~ 17:00)

プロフィール画像

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カワサキZ2
カワサキZ2A
カワサキZ2B

カワサキZ考古学;概論(空冷カワサキの各車種を紹介しています。)

車台番号とエンジン番号・カワサキ1Z1,Z2,Z1000R
レストア・カワサキZ1,Z2,Z1000R
空冷Z関連の技術に関するtips・カワサキ空冷Z
カワサキ空冷Z系,J系

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京都コンピュータ学院自動車制御学科 
日本最初のCarITの学科です。就職は100%(トヨタ,ホンダ,デンソーなどのIT部門など)。自動車とコンピュータを学んで,より良い就職をゲット!

京都コンピュータ学院  
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京都情報大学院大学  
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Kawasaki Z
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写真は昨年の淡路における西日本Zミーティング。前年度に比してさらに盛況だった。

そのとき,かのJ&Jを訪れたのだが,エンジンを一機,組み上げていただくことになった。

以前からジェイアンドジェイの上原氏には,Zのエンジンのことを様々な観点からご教授いただいている。氏は若いころから「親方」にエンジンチューンの基本からすべてを仕込まれ,そしてその持前の探究心から,Zエンジンのチューニングを積み重ねて来られた。市井の,いわゆるカスタムショップやチューニングショップとは確実に一線を画する名チューナーであり,その腕前の凄さには定評がある。

メカニシャン・チューナーに対する評価は,実際に多くのショップを訪れて話を聞くとともに,あらゆる書籍に目を通して,その本質を見極めようとする姿勢が,第一に重要だ。
雑誌の論評は,多くのジャーナリストは短時間しか試乗しないから,実用的な観点に欠けることが多い。数多くの論評を,書き手の立場を推測して読む必要もある。
また,ジャーナリストであろうと,一消費者であろうと,いくら数多くの試乗を重ねても,本当に自分自身のためのチューンとして何が良いのかを知るには,実際にオーナーになってみないとわからないことが多い。
ショップの売らんがための舌先三寸はある程度は仕方ないにしても,出費する側としては,本当の技術のレベルを見極めることが必要であるのだが,書籍だけで,あるいは耳学問だけで,そしてまた,短時間の試乗だけで判断しようとしても,機械工学の素養や実践経験のない一般のライダー,マニア,趣味人のレベルでは,なかなか本質は見えて来ないものだ。
さらに,こういった技術には,理論だけではなく,現場たたき上げの経験に基づく知識が不可欠なのだが,チューニングとは本来レースのための技術であるから,夫々のチューナーたちは,その技術をなかなか他人には教えない。
そこにも,レストアやチューニングの本質を知ることの難しさがある。

しかし,稀代の名車であるZ,日本の技術遺産とでもいうべきZを,今後可能な限り長く,多く,維持保存していくためには,肝心なキモの部分をしっかりと記述しておく必要性があるという点で,上原さんと筆者は同意した。
そこで,そういった基本的かつ肝心要の技術的なことをレポートしていこうということになった。

素材はZ1R初期型のエンジンである。Zのエンジンは,程度の良いものは年々減少する一方であるから,普通に入手できる程度のものを,どこまで修理して,どこまでチューンナップできるか,ということを中心テーマとして,一台を完成させようというプロジェクトである。

追って,順次レポートしていく。
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