そして,次の週,,,,いきなり,皆で5機のカワサキZエンジンを分解し始める。ほとんどが予備知識無し。文献読んで来いと言うたのに,どーも,教員も含めて真面目に読んできた奴はあまりいないみたいだ。目前のエンジンに,目の色変えて皆でむしゃぶりついていくみたいな・・・。
カワサキZのエンジンという貴重なものを,素人に等しい学生たちに触らせて分解させていいのかという意見もあったのだが,いざ始まってみると,「ま,ええか。壊したら,俺が治すわいな」てなもんで。自分のレベルより遥かに高いものに触れて,技術を学ぶのはKCGの伝統だ。でも,ぶっ壊さないように丁寧に分解しろよ。
旧車のエンジンを分解するときは,カムのタイミング等,計測したり記録したりしておいたほうが良いことが多々ある。また,各種ボルトやパーツには番号を振った荷札をつけたり,ジップロックに分類して管理する。
写真はカワサキZ750A4のエンジンを下ろす前。近県の山奥で30年間,眠っていた車両。あちこち錆がひどい。