空冷 カワサキ Z1,Z2,Z1000R,水冷GPZ900Rニンジャのカスタム@京都コンピュータ学院自動車制御学科
ゴールデンウィークの小浜の海
京都市内から北上すると,80km弱で日本海に至る。午前中で往復できる距離なので,早朝京都を発って小浜に至り,ブランチをとって帰ってくるのはいつものコース。早朝でなくては気持ちよく走れない。
今年度は,メリーさんのエリミネーターをレストアして,真夏用に水冷ニンジャもちょいカスタムする予定。その一方で,保守本流空冷Zを手がける。初期型Z2のレストアもはじめているので,あちこち分散しすぎている嫌いがあるが,要領良く段取り良く進めたいと願う。
GPZ1100FやZポリスをベースにしたツアラーも考えている。インジェクションとIT制御についても色々検討中であるが,どの車種でどの仕様のエンジンでするのか決定に至っていない。Z1000Rなどの電気式メーターについては,ノウハウができつつあるのだが,エンジン制御はまだまだである。
今年度中に,点火制御だけはマスターしたいとは思うのだが,その制御の対象であるエンジンの仕上げ方が,まだまだ勉強不足だ。
それに,見えない電子回路よりも,どうしても見える金属地肌のことに興味が行ってしまう。とことんIT制御化するなら,ガンダム世代のニンジャのほうが似合うような気もする。全部デジタルなニンジャというのも面白いと思う。空冷Zは人間味がありすぎて,サイボーグ化するにはちょい気が引ける。
カスタムの面倒なところは,パーツをひとつ交換すると,それに連動してあちこちミスマッチが生じることである。実際にやってみると,適当にくっつけて走ることはできても,バランス良く纏め上げて高性能にするのは至難の業であるのがよく解る。
特に,マン・マシーンインターフェースの部分は,ライダーの体格や好みがあるので,一人ひとり違う。さらに,その好みも,運転が上達すれば変化するし,しばらく乗らないでいると変化する。様々な要求に従って変化させることができればよいのだが,ハンドルバーひとつとっても,交換するのは結構面倒な仕事だ。
自分にとってどのポジションが最上なのか,どんなエンジン特性が必要なのか,まだ見つけられずにいる。最近悩んでいるのはステップの位置とペダルの角度,そしてクラッチのタッチである。全体的なデザインを仕上げるのはまだまだ先になりそうだ。
空冷Zやニンジャについてはある程度のセオリーが確立しているのだが,見栄えの好みでひとつ変わったことをするだけで,あちこちに問題が出てくるものだ。走っていると,見栄えの好みよりも性能が大事だということが良くわかる。しかし,止まって眺めてみると,見栄えも大事なような気になる。
だいたい,一週間にせいぜい4~5時間しか取れないから,その間を,写真のような光景に浸りに行くか,カスタムを考えながら作業するかどちらかなのだが,今は天気が良いと走りに行きたくなる季節である。