判定保留?
下記はいったい,何をしているんだろうか?大学関係者が,お互いに潰しあっているようにも見えるんだが・・・。
大学基準協会は,大学の基準を上げるためにある機関であるはずだが,5大学の評価を保留にして,それがこういったニューズ記事になると・・・・,結局,悪評を広げている結果になっているように見える。
よくわからないんだが,大幅に定員を超えて学生を受け入れいている大学があるから,大幅に定員割れしている大学も出てくるのだろう。
そこで,こういうニュースが出ると,定員オーバーしている大学を志願する人は減るだろうし,定員割れしている大学も,志願者が減るだろうと思う。つまり,どちらも潰れる方向に行くのではないのかな?
大学がユニバーサルアクセスになって,誰もが入れる時代になったわけだが,明治大学のような大手大学が,弱小大学を喰っていくという模様がみえるような・・・。
このような大手大学のイニシアティブによる第三者評価(認証評価)を見ていると,MOT&MBAランキングのような,第三者評価の方が,現状に合致しているのではないかと思う。(京都情報大学院大学が高い評価を頂いているという,手前味噌もあるにはしても・・,こういった第三者評価の方が,各大学の為になるように思う。)
京都コンピュータ学院は,それなりの考え方があって,歴史が長いにもかかわらず,わざわざ大学にならずに(大学認可を得ようとせずに)専門学校のままでやってきた。近年,京都情報大学院大学というIT&経営系の専門職大学院を創ったが,それでも,あくまでも主力は専門学校である。
こういった文部行政や大学業界の状況を見ていると,その経営判断は,正しかったのではないかと思ってしまう,新聞報道。
—-以下,引用—-
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090323-OYT1T01070.htm
東京基督教大・立正大など5大学の判定保留…基準協
大学評価の第三者機関「大学基準協会」(会長・納谷広美明治大学長)は23日、2008年度の大学評価の結果を発表した。
京都学園大、聖徳大、相愛大、東京基督教大、立正大の5大学について、入学定員を守っていないことなどを理由に判定を保留し、11年6月までに改善結果を報告するよう求めた。
評価は、大学の質の確保を目的に、文部科学相から認証を受けた同協会が04年度から実施している。学校教育法は、大学がこの認証評価を7年に1度受けるよう定めており、今年度は公私大44大学が申請した。
判定保留の5大学のうち聖徳大、相愛大は大幅に定員割れし、立正大は定員を大幅に超えて学生を受け入れていた。京都学園大は、事務部門の効率化を図った結果、教授会などの運営を補助できなくなっており、東京基督教大は併設の神学校と合同で授業をしていた点が問題だとしている。
同協会はこの日、短大5校と経営系専門職大学院10校の認証評価もあわせて発表したが、基準にはいずれも適合していたとしている。
(2009年3月23日22時32分 読売新聞)