Kawasaki  Z1000 Mk.II

Z1000 Mk.II Kawasaki

 Kawasaki Z1000 Mk.II (A3)
 カワサキ Z1000マーク2
 発売年 1979年

Z(KZ)1000-A3A, Z1000-A3(Z1000Mk.II.) 1979年
車台番号 KZT00A-038427~
エンジン番号 KZT00AE081566~
(KZ1000-A3Aは北米向けの排ガス対策車)

Z1000-A4(Z1000Mk.II) 1980年
車台番号 KZT00A-043001~
エンジン番号 KZT00AE092601~
(Z1000-A4は,80年モデルとして中南米,中近東,欧州,アフリカ,大洋州に輸出された。欧州仕様はハンドルが低く,ウインカーが後方に移動されている。塗装はA3と同じく青と赤の2タイプである。)

Z1直系のエンジンの最後のモデルである。「角ゼット」の代表格である。1015ccの排気量で93psを絞りだすが,車体が重くなった分,乗ってみると「重くて頑丈」,という印象が残る。
クランクとカムのスプロケットの歯数がZ1,Z2とは異なるので,エンジンをバラすときは注意が必要である。カムチェーンの駒数も異なる。標準でトランジスタ点火となったことも大きな特徴である。
販売されたのは,79年,80年の2年間のみであった。

Z1,Z2の「丸Z」からZ1R,Mk.II,そしてZ1000Jへと,デザインが曲線から直線基調へと移っていくのだが,その過渡期の作品であり,デザイン的には完成されているとは言い難い。しかし,その武骨さがまさにカワサキらしく,男性的であるとも言え,熱烈なファンが多い。

Z1・Z2よりは大柄な感じがするが,実際はさほど変わらない。タンクとシートの形状が異なるだけで,フレームの基本的な寸法はほぼ共通である。
Z1・Z2からこのMk.II系まで,つまり,Z1Rの二機種やMK.II,Z750FXーIなど,同じZ系エンジン搭載車は,多少加工が必要であるが,タンクとシート,テールカウル,サイドカバーを交換すると丸Zにすることができる。逆ももちろん可能である。

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