GPZ 900R/750R
初代ニンジャ,GPZ900Rとその国内向けであるGPZ750Rは,1984年デビューし,世界で絶賛された。その後,実に20年の長きにわたって生産が続けられた。
1984 ZX900-A1から1989 ZX900-A6と,ZX750-G1,ZX750-G2は,前輪が16インチで後輪が18インチ,それ以降のモデルは前輪が17インチ化された。1999ZX900-A12以降はさらにフロントフォークのキャリパー取り付けダボの位置が変わり,キャリパーがトキコの6ポッドになった。リヤショックも変更され,スイングアームとのリンクも異なり,ラジアルタイヤとなった。
エンジンは数度にわたって改良されており,後期になればなるほど工作精度が上がっており,滑らかに回る。また,各所で摩耗に対する耐久性が向上している。逆に,前期であればあるほど,荒々しい空冷時代のカワサキの味わいが強くて楽しい。
カスタムするには,バランサ―のチェーンが強化されたA11以降とか,ロッカーアームの摩耗対策がなされた後のモデルが良いと言われるが,今となっては,さほど大差はない。エンジンの鼓動やノイズなど,荒々しさを楽しむなら,断然初期型である。また,750バージョンは,ハンドル位置が北米仕様と同じで少しアップであり,街中を普通に乗るにはとても扱いやすい名車である。フロント16でリア18というホイールサイズも,今の標準からすると変わっているように思われるだろうが,実に扱いやすいものである。現代の標準からするとブレーキが甘いと感じるかもしれないが,ならば,ブレンボの4Podの廉いのなどに換装すれば良い。マフラーを集合管にするのもいいし,二本だしだと,後ろ上から見たバックスタイルは,ジェット戦闘機みたいにツバサを広げているかの如くである。
以下はフレーム番号とエンジン番号。
1984 ZX900-A1
ZX900-A1 JKAZX2A1=EA000001
ZX900-A1 JKAZX2A1=EB500001
ZX900A-000001
1985 ZX900-A2
JKAZX2A1=FA015001
JKAZX2A1=FB505301
ZX900A-015001
1986 ZX900-A3
JKAZX2A1=GA031001
JKAZX1A1=FB512701
ZX900A-031001
1987 ZX900-A4
ZX900A-035101
1988 ZX900-A5 & ZX900-A5A
ZX900A-038501
1989 ZX900-A6
Ebony/Pearl Cosmic Gray
Luminous Polaris Blue/Galaxy Silver
ZX900A-042001~ JKAZX2A1=KA042001~
ZX900AE048501~
1990 ZX900-A7
Ebony/Firecracker Red (J3)
Ebony/Pearl Cosmic Gray(T4)
ZX900A-043001~056000 JKAZX2A1=LA048001~
ZX900AE048501~
1991 ZX900-A8
Ebony/Firecracker Red (J3)
Ebony/Pearl Cosmic Gray(T4)
ZX900A-056001~063000 JKAZX2A1=MA056001~
ZX900AE048501~
1992 ZX900-A9
ZX900A-063001~
ZX900AE048501~
1993 ZX900-A10
ZX900A-068001~
ZX900AE048501~
1998 ZX900-A11
Firecracker Red/Metallic Graystone(L7)
Lime Green/Pearl Alpine White(CK)
ZX900A-078001 ~ 085000
ZX900AE048501 ~
1999ZX900-A12
Firecracker Red/Metalilic Graystone(L7)
Lime Green/Pearl Alpine White(CK)
ZX900A-085001 ~
ZX900AE048501 ~
ZX750-G1
エボニー(H8)、ファイアクラッカーレッド(B1)、ルミナスポラリスブルー(M4)
ZX750G-000001~007800
ZX750GE000001~007800
ZX750-G2
エボニー/パールコスミックグレー(T4)、ファイアクラッカーレッド/ギャラクシーシルバー(M7)、ライムグリーン/ポーラホワイト(M9)、ルミナスポラリスブルー/ギャラクシーシルバー(L8)
ZX750G-007801~
ZX750GE007801~