カワサキZ1000R,レーサーの2号車とストリートの3号車。フレームが塗りあがり,組立てが始まっている。
レーサーのほうはエディの実車を見本にレプリカを造ろうとしている。ステムは本物のS1用(・・だということで譲ってもらったものなので,だと思う)。
ストリートのほうは,基本ノーマルだが,完璧ノーマルにするには足りないパーツがありそうで,「大人のちょいカスタム」になるかもしれない。
空冷 カワサキ Z1,Z2,Z1000R,のカスタム@京都コンピュータ学院自動車制御学科
カワサキZ1000R,レーサーの2号車とストリートの3号車。フレームが塗りあがり,組立てが始まっている。
レーサーのほうはエディの実車を見本にレプリカを造ろうとしている。ステムは本物のS1用(・・だということで譲ってもらったものなので,だと思う)。
ストリートのほうは,基本ノーマルだが,完璧ノーマルにするには足りないパーツがありそうで,「大人のちょいカスタム」になるかもしれない。
空冷 カワサキ Z1,Z2,Z1000R,のカスタム@京都コンピュータ学院自動車制御学科
別の日の,別の部屋の夜。
チームKCGのフェラーリ308のレースカーが,外から皆を見守っている。
このフェラーリは,ヒストリックカーレースに出走している。最近は,皆Zに沸いているので,出番が少なくなっているが。
学校も冬休みになり,年末も押し迫ってきた。昨日は,学生2名が出てきて,遅くまで残って作業をしていた。
空冷 カワサキ Z1,Z2,Z1000R,のカスタム@京都コンピュータ学院自動車制御学科
塗装ができあがった1号車のフレーム。ホーローのような粉体焼付け塗装より,あくまでもウレタン塗装にこだわる。皆で,コンパウンドで磨き上げる。
後ろにあるのは見本のカワサキZ2カスタム。
KAWASAKI空冷Zに囲まれて,実習する授業。筆者は若い頃,こんな授業を受けたかったので,今,これをしている。応用から基礎を探求する,逆転の発想の授業である。
空冷 カワサキ Z1,Z2,Z1000R,のカスタム@京都コンピュータ学院自動車制御学科
カワサキZ1000R1の実車を見本に,サイドカバーの整形,パーツの磨き上げ。
床に座り込んで作業中。皆一所懸命に作業に熱中している。
彼等のうち一人でも,将来,空冷Zを所有し,その次の世代へと受け継いでくれることを願う。空冷Zは,未来永劫,日本が残していかねばならない文化遺産のひとつであると思う。
空冷 カワサキ Z1,Z2,Z1000R,のカスタム@京都コンピュータ学院自動車制御学科
ピカピカに磨き上げられたホイール。
カワサキZ1Rはちょいアメリカ,ほんのちょっとウォンウォン系を意識してたりして。
ブレーキキャリパーはパフォーマンスマシーンの予定。
カワサキKDXのだったかな,オフロード車から拝借したミニマムサイズのタンデムステップは如何でしょう?
空冷 カワサキ Z1,Z2,Z1000R,のカスタム@京都コンピュータ学院自動車制御学科
実習室の風景
皆であちこちに分散して,あれこれ作業している。
真ん中はフロントフォークのオイルシール交換中。
左手前は見本のカワサキZ2カスタム。
空冷 カワサキ Z1,Z2,Z1000R,のカスタム@京都コンピュータ学院自動車制御学科
Z1Rの骨格
ホイールはミッチェル17インチ,フロントフォークとスイングアームはカワサキニンジャのものに多少加工してある。ショックはWP。ハンドルバーは,言わずと知れた?トマゼリコンドル。
アルミパーツはポリッシュしてあるのでピカピカ綺麗である。
空冷 カワサキ Z1,Z2,Z1000R,のカスタム@京都コンピュータ学院自動車制御学科
筆者は不幸なことに,小学校から大学まで,楽しい授業というものを経験したことがない。学校なんて嫌いだった。学問は基礎から応用へと展開する。基礎理論や公式を学んでも,面白いと思ったことはほとんど無い。興味も無いことを覚えて理解することを,集団的に強要される学校という場が,大嫌いだった。
だから,この京都コンピュータ学院における自動二輪特論(通称Z学)では,楽しい授業を目指している。
学生さんが,楽しくいろんなことを学んでくれたらいい。そして,応用されている技術の中から,なにか興味を持ったことを,とことん追求してくれたらいい。アルミのポリッシュを習得して金属工学へと展開してもいいし,塗装を習得して化学反応を学び始めてもいい。もちろん,メーターや点火の電気回路を修理しながら,電子回路にまで興味が広がれば言うことは無い。そして,全体として,オートバイという乗り物と,世界に誇る70年代日本の技術の結晶,カワサキZという名車を知ってもらったら,それでいいと考えている。
まず応用を学ぶと,その理由を知りたくなり,基礎を知るという,逆の学び方もある。凡百の自動車整備の実習授業よりは,ずっと心に残るものがあるだろうと信じている。そして将来,21世紀の日本の技術を支えてくれたら本望だ。
本日で塗装がほぼすべて完了した。今週土日から急ピッチで組み上げていく。1号車カワサキZ2レーサーは,エンジンがほぼ組みあがった。
筆者が主任の5号車カワサキZ1Rカスタムは,ホイールはミッチェルのポリッシュ,フロントフォークとスイングアームはカワサキGPZ900R(ニンジャ)を流用。キャブはFCR37パイ。ブレーキは,パフォーマンスマシーンである。17インチで,アメリカンで,現代のウォンウォン系のご先祖様,元祖のセンスというべきかな。ちょっと変わってるけれど,中古パーツの都合でこうなった。マフラーはKERKERのメッキか,手持ちのBitoR&Dチタン&カーボン。バックステップもBito。もうすぐ全貌をお披露目する。
彼の塗装は美しい。
土,日と,補習授業?で,出てこれる人達だけで作業継続。塗装はほとんどできあがった。写真右側の彼が土日かけて担当した。細々したパーツを塗りながら,楽しんでくれているようで,こちらも嬉しい。ありがとう。
クイズ;写真の彼が手に持っているパーツは,何でしょう?
空冷 カワサキ Z1,Z2,Z1000R,のカスタム@京都コンピュータ学院自動車制御学科