今日も学会の準備です。
お嫁様と黒姫は邪魔にならないようにリビングに居て、
自宅の寝室にこもって、アレコレと仕上げていました。
やっぱり研究やっていますと、
充実感も伴いますので、妙に冴えて来ますね~
まあ、疲れることは疲れますが…。
う~む、学会はもう来週まで迫ってきています。
残り時間もあと僅か、頑張らなきゃね!
今日も学会の準備です。
お嫁様と黒姫は邪魔にならないようにリビングに居て、
自宅の寝室にこもって、アレコレと仕上げていました。
やっぱり研究やっていますと、
充実感も伴いますので、妙に冴えて来ますね~
まあ、疲れることは疲れますが…。
う~む、学会はもう来週まで迫ってきています。
残り時間もあと僅か、頑張らなきゃね!
今日はひたすら今月末の学会の準備をしていました。
いや~ちょっと久しぶりだったので、
いろいろと手間取って大変でした。
今日できたのは約四分の一(以下かも?)。
これからも引き続き頑張らないとイカンのですな。
なんというか、こういう仕事は頭の回し方を変えないと進まない…のような感じなので、
結構疲れます~。
というわけで、今日は短めですが、
これにて失礼します~。
そういえば、日本のお正月では、
「なまはげ」っという行事(?)もありますね。
詳しいことについて、
あえて台湾マンが説明するまでもないと思います。(^~^)
と、まあ、
たとえば欧米では、「いい子にしないと、サンタークロースが来ないよ」とか、
中国も、「いい子にしないと、紅包(お年玉)もらえないよ」とか、
どの国にも、情操教育の一環として、
「良い子になりなさい」のような伝統(?)があります。
最近ちょっと気になるのは、
日本の「なまはげ」というのは、何をもって「悪い子」と判断するのか?
そこらへんも、どちかというと道徳教育の話になるかな~っと思います。
中国と言えば、たとえば「四維八徳」と言って、
「礼、義、廉、恥」、「忠、孝、仁、愛、信、義、和、平」など行動基準があります。
ここらへんは、時の権力者によって、
いろいろ解釈を変えられたりします。
たとえば、本来の「忠」というのは、
「忠君」と言って、天子(帝)に忠誠を誓う…ということでしたが、
台湾では、一応「国に忠誠を誓う」と言って、
ちょっとアメリカンチックに解釈されています。
一応、本当の民主化が始まる前にも、民主国家陣営に入っていますので。
と、まあ、ここらへんの道徳基準は、
建前過ぎて、実際にそうなっていないところも多いにありますが、
とりあえず、名目上、中国文化圏では、
これらの基準を満たせば良い子で、
満たさなかったら悪い子…ということですね。
そして、日本のなまはげというのは、
特に気に入らないのは、「泣く子」だそうですね。
(*勘違いあったらごめんなさい~)
そこで思うのは、最近の日本では、
何が「良い子」というのはあんまりハッキリしていないような気がします。
たとえば「けいしちょう」の「ドキドキまあちゃんゲーム」のように、
「買い物の途中、友達に公園やゲームセンターへの遊びに誘われても、遊んではいけません」とか、
「知らないお兄さんに車で運んでくれると誘われても乗っちゃ行けない」とか、
「お財布を拾ったら交番へ」とか、
こういう具体的に「やってはならない」話はちょこちょこありますが、
実際に、学校の教育において、このレベル以上の話は、
どの程度されているかはちょっと不明ですね。
なんか話ずれまくっていますが、
何が気になったかと言うと、
現在の日本の教育というのは、
いったいどんなヒトを育てようとしているかは、
ちょっと見えてこない…のような気がします。
「ゆとり教育」による学力の低下はちょこちょこ言われておりますが、
個人的に、むしろ気になるのは「力」の教育ではなく、「心」の教育ですね。
最近教育のせいでいろいろうまく行ってない…といわれているのは、
「力」もそうですが、むしろ「心」のほうが大きいのような気がします。
しかし、まあ、ぉぅぇぃは教育機関に所属していますので、
こういうことって、他人事とは言えないよね~。
高等教育機関なので、
「知らない人について行っちゃ行けない」レベルの話はしませんが、
できるだけ学生一人一人、
これからも誇り高くやっていけるようにしたいところですね。
先日紹介した、姑獲鳥の夏ですが、
この日曜日、久しぶりに読み直しました。
うぅ、救いようがないゼ、セキさん。
罪のない赤ちゃんにあんな…(;´д⊂)
というわけで、なんだか軽くウツ状態になってしまったぉぅぇぃです。(´・ω・`)
いや、なんか、こういう気分になってしまうのは、
ミステリーの宿命かもしれませんね。
昔読んだことありましたので、
オチは大体覚えていますが、
演出とかウマイので、
ついつい京極ワールドに引き込まれていって、
謎解きのプロセスでエキサイトになり、
最後の「そして、誰も居なくなった」という結末でブルーになってしまいます。(@_@)
非常に面白いのですが、読後感はなんか澱んでいるような感じなので、
あんまり頻繁に読むものじゃないな~ということを、
思・い・出・し・て・し・ま・っ・た。(;゜ロ゜)
いや、正直、このシリーズはずっと本棚に置いていて、
もう4~5年くらい読み直していません。
「面白かったのに、なんで読まないんだろう」っと、
最近の自分も思ったりしました。
つまり、京極堂的に言うと、
こういう不快な記憶を自分の中に閉じこんでしまった…ということですね。
エキサイトした!楽しかった!の記憶は強く残され、
ブルーになった、ショボンした部分は時間と共に忘却されるのは、
「人間」かもしれません。
でも、まあ、「姑獲鳥の夏」は次の「魍魎の匣」と比べたら、
また全然軽いよね…。
アレはさまざまな方がおのおのの理由で、
ほかのさまざまな方をバラバラ…だったというディープな展開でした。((((゜Д゜;))))
でも、こう言っちゃなんだけど、
「魍魎の匣」の完成度は「姑獲鳥の夏」よりずっと高かった…、
という記憶があります。(@_@)
ちなみに、トロステを見て知りましたが、
なんと、「魍魎の匣」は映画化されたらしい。
(*意外と情報源に成りうるトロステ…。)
(*というか、ぉぅぇぃのムービーアンテナ弱すぎって説も?)
出来はどうかはまったくわかりませんが、
DVD出たら見ようかと思います。
いや、嫁を映画館で見ようっと誘ってみましたが、
「なんでお金を出して怖い思いをするの?シンジラレナイ~(*^-^*)」、
みたいな感じで却下されましたとさ。(´_ゝ`)
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
寒いですね。
あんまり出かけたくありませんね。
出かけたくありませんが、なんか生産的なことやりたいね~
っと思うそこのあなた!
本を読みましょう♪
どこから聞いたのが忘れましたが、
日本では、「本を1㌧読んだら一人前」という説があるそうです。
最近の人は本を読まなくなったのは、
大変残念なことだな~、ぉぅぇぃは思っています。(;´д⊂)
どんな本を読めばよいだろう?という話ですが、
正直、何でも良いのデス。
以下、今回紹介する京極夏彦さんのデビュー作である、
「姑獲鳥の夏」の主役の一人である、「中禅寺秋彦」さんの言葉を拝借しましょう。
だいたいこの世に面白くない本などはない。どんな本でも面白いのだ。だから読んだことがない本は大抵面白いが、一度読んだ本はそれより少し面白がるのに手間がかかるという、それだけのことだ。
いや、まあ、彼は古本屋の店長で、この長たらしいセリフの後、
さっさと選んで買いたまえ。少々なら勉強してあげても良い
と付け加えたので、
「この世に面白くない本などない」という主張も、ちょっと説得力が欠けてしまうのですが…。
さて、話を戻りまして、
今日は「姑獲鳥の夏」を簡単に紹介しようかと思います。
でも、まあ、普段あんまり本を読まない人に対して、勧めやすい本でもないが、
そこらへんは気にしない方向で。(@_@)
なぜ薦めにくいかというと、まず、ボリューム満点です。
私が持っている文庫版でも、約600ページ。
で、「改行が多め」のライトノベルと違って、
びっしり活字が埋め込まれています。
そして、京極さんの作風ですが、
小難しい漢字を多用し、一種の古めかしい文芸的な雰囲気を出している。
そういう意味でも、初心者にはちょっと薦めにくいかもしれません。
しかし、これらのデメリットを軽々と蹴散らせるのは、
やっぱり京極小説の奥の深さと面白さですね。(^~^)
一度読み始めてしまったら、もう、オチるまで引き付けられてしまうのです。
本筋の話はミステリ仕立で、非常に論理的に構築されています。
いわゆるこじ付け的なミステリ小説と違って、
すべてが「納得」できるつくりになっています。
そして独特の言い回しも含め、
文章から染み出すような、絶妙な味付けされた香りも非常にいいですね。
と、まあ、以上は一般的な京極小説に対するコメントになりますが、
彼のデビュー作である本作でもいきなり濃厚な世界にお誘いします。
当たり前ですが、京極堂シリーズの名キャラクターも、
この作品で初登場しました。
そういう意味では、京極堂シリーズを最大限に楽しむのであれば、
まずはこの「姑獲鳥の夏」を読まなければならない…、ということですね。
最後に、注意点。
一応、探偵小説であり、ミステリー小説でもありますので、
コナンや金田一と同じく、やたらと人が死にます。
しかし猟奇殺人も多いし、次々殺人とか、
救いようがない話も多い。(⊃д⊂)
こういうの苦手な人は、避けたほうが無難かもしれません…。
まあ、何かともあれ、寒い中、
「つまんない~」「やることない~」とぼやく前に、
本を読むことをオススメします。ъ(`ー゜)
ぉぅぇぃはいつも忙しいがな(´_ゝ`)
さて、むしまるくさんところに、
「確率二分の一?」という問題が出されました。
実はこれはかなり有名な問題で、
モンティ・ホール問題と呼ばれています。
別名「モンティホールジレンマ」です。
これは、アメリカのクイズ番組の司会者のMonty Hallさんが担当しているコーナーから派生した問題です。
なぜ有名になったかというと、
1990年に "Parade magazine" の中の Marilyn vos Savant の
「Ask Marilyn」という質問と回答のコラムでこの問題の解が議論された後、
数百人の数学教授を含む約一万の読者が、(実際には正答であったにも関わらず)
「彼女の解答は間違っている」と投書したこと…らしい。ヽ(;´Д`)ノ
(*by モンティ・ホール問題のWIKIpedia)
で、解答なんですが、これも「モンティ・ホール問題」をグーグルで検索したら、
山のように出てきますね。
で、折角なので、ここはよくある数学、確率論やベイズの定理など方法ではなく、
私がKCGIで教えている経営学特論の意思決定メカニズムの章で紹介した、
ディシジョンツリーを使って説明してみます。
簡単に言うと、これは経済学のゲーム論の「ゲームの木」と似たようなものですね。
(*これで皆さんが「簡単」と感じてくれるかどうかはめちゃ微妙だが…。)
(*ゲームの木についてはKCGの経済学1で軽く触りました。)
まず、モンティ・ホール問題をおさらいします。
→koho通信から拝借。
あるクイズ番組がありました。
3つの扉があり,そのうち一つの奥にはクルマが置いてあって,
クルマのある扉を選べばもらえる,というものです。普通に考えれば確率3分の1なのですが,このクイズには
ちょっとした仕掛けがあります。回答者が選んだ扉の前に立ったときに,司会者が
残りの2つのうち,クルマがない扉を開けるのです!ここで回答者は扉を変えることもできるし,
そのままにしておくこともできます。変えたほうがよいのか,そのままの方がよいのか,
みなさんなら,どうされますかー??
ここは「確率」ではなく、「期待値」としてこの問題をみます。
一応、景品の車の価値を¥1,200,000と仮定しましょう。
以上の仮定から、以下のようなディシジョンツリーを描くことが出来ます。
↓モンティ・ホール問題のディシジョンツリー
(*以上の画像を、別ウィンドウで開いたまま、以下の説明文と同時に読むことをオススメします。)
ディシジョンツリーでは、
□は決定ノードと言って、行動の分岐を表しています。
○は確率ノードと言って、コントロールできない事象を表しています。
描くときは、左から右を描いて、各ノードや枝の状態を書き込み、
そして右から左に最適な意思決定を探ります。
今回では、意思決定ノードは:
1.どの扉を選ぶか
2.その後、扉を変えるかどうか
の二種類がありますが、
ここでは、どの扉を選んでも「同じよう」に扱って、
選んだ扉の「アタリ率」を確率ノードで表現するようにしました。
そして、一種類の決定ノード(扉変えるかどうか?)と、
一種類の確率ノード(最初の選択はアタリかどうか?)を用いて、
ディシジョンツリーを描きます。
で、とりあえず左端に決定ノードを描き、
このノードから二つの枝、「扉変える」、「扉変えない」を描きます。
このいずれの枝は、「現選択はアタリかどうか?」の確率ノードに繋ぎます。
そして、二つの確率ノードから、さらに「アタリだった」と「ハズレだった」の二つの枝に分岐します。
設定から、「最初でいきなりアタリ」の確率は三分の一で、
「最初からハズレ」の確率は三分の二ですね。
利得ですが、このように考えます。
「アタリだった」のに→「扉変える」→ハズレに成るので→¥0
「アタリだった」→「扉変えない」→アタリのままなので→¥1,200,000
「ハズレだった」→「扉変える」→アタリに成るので→¥1,200,000
「ハズレだった」のに→「扉変えない」→ハズレのままなので→¥0
ここまで出来たら、右から左へ検討していきます。
「扉変える」場合の確率ノード(上のほう)の期待利得を見てみると、
(¥0*1/3)+(¥1,200,000*2/3)=¥800,000
「扉変ない」場合の確率ノード(下のほう)の期待利得を見てみると、
(¥0*2/3)+(¥1,200,000*1/3)=¥400,000
で、更に左端の決定ノードを見ます。
この決定ノードの右上の枝の期待利得は¥800,000で、
右下の枝の期待利得は¥400,000です。
「¥800,000>¥400,000」なので、
右上の枝、つまり「扉変える」ほうが、期待利得が高い…ということになりますね。
ちなみに、扉変える時の期待利得は変えない時の2倍…です(倍違い!)。
従いまして、モンティ・ホール問題において、
「扉を変えたほうがいい」というのが正しい意思決定になりますね。Ψ(`∇´)Ψ
正直、PPTやフラッシュなど動的コンテンツを使ったほうがず~っと説明しやすくて、
ブログ上でHTMLで説明するのはむずい…ですね。
ん~やっぱりEラーニングコンテンツをラクラク作成できるKCGはスゴイかも。
でも、まあ、じーっとにらめっこしてもらいましたら、
多分分かってもらえると思いますので、
これでよしとしましょう。(゜▽゜)
長々と、ご清聴ありがとうございました~(‘◇’)ゞ
一週間前も科研費の話をしたハズなんだけど…、
まだ出来てないのかよ?(´・ω・`)
そうなんです、まだ出来ていないのです、科研費の書類。ヽ(;´Д`)ノ
いや、なんとか草稿レベルまでたどり着けたが、
日本語の修正とか、文献引用とか、残っている作業盛りだくさん。(;´д⊂)
本当の本当の締め切りは本当に近づいてきましたので、
今日は再び、科研費の書類作成に尽力するぉぅぇぃでした。(´Д`;)ヾ
最近お嫁さんは割りと勤勉で、
お昼の弁当などを作ってくれましたが、
今朝はなんかけだるげな感じだったので、
今日はお弁当ナシでした。(@_@)
で、午後、お腹減ってきて、
最寄のコンビニで昼ごはんを調達しようとしたら、
「ア、アレ、なんか前よりも10円高い…(@_@)」と、
細かくチェックしてみたら、
もともと105円ゾーンのおにぎりは115円になり、
110円ゾーンのおにりぎは120円に成っていました。
ほぼ全品10円の値上げ…ですね。ε=(~Д~;)
しばらくコンビニを利用しなかったので知らなかったが、
どうやら世の中の一部のコンビニおにぎりは値上げたらしい…。(;´д⊂)
う~む、お弁当がない時の、
昼ごはんの定番=おにぎりx2+100円紙パックお茶のぉぅぇぃにとっては、
プチっと大打撃です…。(⊃д⊂)
と、まあ、KCGの最寄のコンビニは高くなりましたが、
幸い、KCGI(大学院)の最寄のコンビニは99ショップです。
流石いきなりおにぎりの値段を99円→199円に上げることはなさそうなので、
週半分くらいKCGIに居るぉぅぇぃにとっては、
打撃も半分ですね。(^~^)
と、まあ、なぜおにぎりが値上がるかについて、
これは経済の話になりますね。
一般的に言われているのは、
今回のおにぎりの値上げは、
「お米の値段が上がったから」と、そう簡単に結論付けれるものではないね。
で、何が影響したかというと:
その1:石油の値上げ
その2:小麦粉の値上げ
その3:お米の値上げ
じゃないかと思います。
なんで石油と小麦粉の値段があがると「おにぎりの値段もあがるねん~ヽ(`Д´)ノ」
と思う方も居るかもしれませんので、
簡単に説明します。
その1:石油
これはだな、つまり物流コストの話です。
つまり、おにぎりというのは別にコンビニの中で握っているわけではないので、
どこかのおにぎり工場で握って、それでコンビニまで運んでいるのですね。
その「運ぶ」というプロセスで、石油は大きな役割を果たしている。
さらに、お米をおにぎり工場まで運ぶのは、
やっぱり石油(というかガソリン)が使われるわけね。
ここらへんの運搬コストの高騰によって、
「商品を消費者の手元に届く」費用が高くなっているわけね。
ちなみに、「物流とは何ぞや?」に興味のある方は、
「ビジネス力トレーニング」をお勧めします。(´∀`)
そこでは、おにぎりの物流の話ではありませんが、
ビールとパソコンの物流の話のちょこっと紹介する予定です。ヽ(´ー`)ノ
その2:小麦粉
小麦粉そのものの値上げは、石油由来の部分と、
とうもろこし由来の部分があるかと思いますが、
結果としての小麦粉の値上げは、お米の値上げに繋がります。
石油由来の部分について、
それは農業が利用した石油の分のコスト高ですね。
いわゆる現代の大量生産的な農業は、
ほとんど大量の石油を利用しています。
たとえば化学農薬や、農業機械を動かすためのガソリンがありますね。
で、石油の値段があがれば、
農作物の価格も上がってしまいます。
で、とうもろこし由来の部分について、
それは経済学の「代替財」の概念で説明できます。
代替財というのは、文字とおり、
お互い代替可能な財…ということです。
ちなみに対義語に「補完財」というものもあります。
(*余談ですが、これらの話は、KCGの経済学1に含まれています。)
で、一応、小麦製品とお米製品というのは、代替関係ですね。
「ご飯が無ければ、お菓子を食べればいいのに(´∀`)(byアントワネットさん)」ではありませんが、
ご飯が無ければ、パンを食べればいいし、
パンが無ければ、ご飯を食べればいいのですね。
で、現状では、小麦の値段が上がっています。
つまり、市場の中では、
小麦を買いたい人は小麦を売りたい人よりも多い…、ということですね。
それで、「ちぇ、小麦買えねぇな~仕方ない、お米を買うか…」という人が出てきます。
小麦の値上げで、お米に転向する人が出てくる…というわけですね。
そして、お米を買いたい人が増えれば、
お米の値段も上がる…ということです。
と、これは消費者に限った話ではなく、
生産者や販売者も同じことが言えますね。
たとえばあるコンビニでは、
50個のサンドイッチと50個のおにぎりを置いているだとしよう。
そこで、小麦の値上げで、サンドイッチは高くなって、
しかも調達しにくくなって、がんばってもサンドイッチ30個しか買えなかった。
しかしサンドイッチ30個しかないと、
20個分のスペースが余ります。
それはもったいないので、コンビニの店長さんは、
「じゃおにぎりを20個余分仕入れればええやないか!?」っと思うわけね。
そうしたら、おにぎりメーカーへの注文が増えるので、
注文殺到→値上げ…ですね。
ちなみに、先ほど言った「こうもろこしのせいで小麦の値段が上がった」も同じ話で、
「バイオエタノールブームのせいでこうもろこしが高くなって買えない…。」
「小麦を買って食うか」→「小麦売れる」→「小麦値上げ」ということですね。
その3:お米そのものの値上げ
これについて、先ほどの「その2」にも触れましたが、
現代の農作物生産は、
いずれも結構大量な石油を利用します。
従いまして、原油価格があがると、
食料品全般も値上げする…ということです。
最近のあらゆるものの値上げ傾向は、
まあ、さまざまな理由がありますが、
原油高騰も非常に重要なファクターのひとつですね。ъ(`ー゜)
しかし、デフレ傾向(物価が下がり続ける)から
インフレ傾向(物価が上がり続ける)に移行することは、
景気的に必ずしも悪いとは言い切れませんので、
これからの展開も注目したいところです。ヽ(´ー`)ノ
(*物価と景気の関係については、またいつかの機会で…。)
(*一応、これはKCGの経済学2に含まれています。)
科研費、正確に言うと、
日本学術振興会科学研究費補助金。
の申請書類…、
〆切ギリギリで頑張って書いています!(´Д`;)ヾ
というわけで、
今日はソレだけでかなり脳みそが溶けてしまいましたので、
今日はコレだけヽ(;´Д`)ノ
というか、また半分くらいしか出来てないけどね…。(TдT)
頑張らなければ!ヽ(`Д´)ノ
日本では、「ゆとり教育の弊害」について、
最近は非常に盛んで議論されています。
しかし、お隣の中国は、逆方向の教育改革を行おうとしているようだ。
エキサイトのニュースに、こんな記事がありました。
まあ、簡単に言うと、
中国も20年前の日本、10年前の台湾のように、
少しだけ「ゆとり」にシフトしおうとしている…ということですね。
中国の児童の負担はどんなものかはちょっと想像しづらいのですが、
多分私の子どもの時と同じくらいだったかな?
私は日本の教育システムについて、良く分かっていませんが、
確かに、雰囲気的に日本のほうは「ゆとり」を持たせているような気がします。
たとえば、私の子供の時では、小学生でも週6日通学しています。
学校が終わるのは4時くらいです。
学校が終わったら、約8割の学生たちは、
担当の先生が経営している非公式な塾に行って6時半くらいまで勉強します。
中学生になったら、毎日正規の授業は8時から5時です。
登校時間は朝の7時、7時から7時50分までは、「朝の自習」の時間で、
実質上、小テストとかが行われます。
土曜日は午前だけだったのが、唯一の救いですね。
テスト期間前だと、土曜日の午後も、日曜日も、
先生が対策講座を開く場合もあります。
夏休みや冬休みについては、基本的に約7割の時間は学校で過ごすことになります。
たとえば、夏休み約2ヶ月の場合では、本当の「休み」は約2週間ですね。
中学校三年生になったら、
夜でも非正規な授業が行われるようになります。
毎日朝7時から夜9時まで、ひたすら学校で勉強します。
さらに、「聨考(統一的な入学試験)」の前の半年では、
先生が学校の近所でマンションを借りて、
その気になったら、お金を払えばそこで寝泊りすることが可能。
先生も夜の9時~11時くらいまでは、
そこで勉強の面倒を見てくれます。
ただ、これはさすがに心身にキツイので、私は参加しませんでしたが。
高校の後はどうなるか?
私の場合、公立の進学校に入ったので、学校は面倒見てくれなくなりました。
私立の進学校に入ったら、中学校のように、
学校に寝泊りするような生活になるらしい。
私の場合、小学校も中学校も公立だったのですが、
なぜか学校の先生たちは積極的に、
いろいろやってくれていましたけどね。
それで、私のように公立の学校に入った高校生の場合はどうなるかと言うと、
基本的に進学塾の全盛期になります。
学校の先生よりも、進学塾の先生のほうが圧倒的に教え方がウマイし、
面白い先生も多いし。
まあ、塾と言うのは普通の学校と違って、
教え方が下手だったり、面白くなかったら、
学生が来なくなるから、当たり前といえば当たり前ですが。
それで、基本的に学校が終わったら、
お好みに数学・化学・物理などの塾のクラスに行きます(もちろん、お金を払わなければならない)。
基本的に塾は大体10時までですね。
噂によれば、台湾も数年前から「ゆとり」が進んでいて、
現在の台湾の子供は、私の子どもの時と比べたら、
かなり楽になっているらしい。
日本と比べたら、どっちの「ゆとり」度が高いかについては分かりませんが。
私の場合、受験式の勉強を受けてきたので、
正直、日本の学校は羨ましくて仕方なかったですね。
今でも日本の教育の実態はどうなっているかは良く分かりませんが、
マンガ、アニメ、小説とかを読んでいると、
高校でも、大体2時くらいで学校が終わって、
それから部活動でバスケやったり、テニスやったり、甲子園を目指したり、
文化系なら、化学実験をやったり、創作部でいろいろ作品を作ったり、
受験命なカリ勉くんはやっぱり塾で勉強している、
その他、普通に青春をしたり、恋をしたり、
多様性があっていろいろ楽しそうです。
それと比べ、受験式の勉強は私に何をもたらしたかと言うと、
結局好きだった国語、数学と歴史の一部は頭に残っていましたが、
当時無理やり覚えたものは、ほとんど時とともに消えていますね。
元素周期表のどこに何元素があるとか、
中国のどこどこは鉄を産出しているとか、
蒋介石はいかに偉大だったとか、
今になって、「忘れても全然困らない」ものばかり勉強していた…と思ってしまいますね。
それに、詰め込み式の勉強ばかりしていると、
ストレスも計り知れないものがあります。
私の中学校の卒業式の時、
前に見ると、約10%の学生は若干の白~灰色の髪が生えていました。
一番すごかった女の子の頭の約30%は白髪。
もちろんオシャレなどではなく、勉強しすぎによるものです。
妙に凶暴になったり、落ち込んだり、反社会的になったりする学生も居ました。
と、まあ、何かともあれ、「最適」な教育の内容というのは、
そう簡単に求められるものではないね。
様々な主義主張があり、必ずしも正解は無い…のような気がします。
台湾式(中国式?)も、現在の日本式も、
ちょっと端のほうに行っているような気がします。
もう少しバランスの良いところで落ち着いてもらいたいところですね。