☆異説竹取物語


 竹取物語は童話でもSFでもなく、反権力風刺小説と思えてきました。問題はかぐや姫に求婚する5人の公達のことで、阿倍御主人、大伴御行、石上麻呂は実在の人物で、石作皇子のモデルは多治比嶋、車持皇子のモデルはなんと藤原不比等だそうです。そのうちの最も悪玉は車持皇子です。彼女はこの5人に無理難題を吹っ掛け退散させ、この高位高官たちの失敗を嘲笑っていますね。さらに帝からの入内命令にも従わず、最後には武力にも屈せず故郷の月へ帰ってしまうというたくましい女性です。この作者は不明で空海、源順、紀貫之・・・多数の候補者がいますが、反藤原の知識人として有力視されているのが紀貫之。そういえば彼のいとこの紀友則の
「久方の ひかりのどけき 春の日に しづ心なく 花のちるらむ」(百人一首)は
「桜の花が散るのを悲しんでいるというより、その後の藤(原)の季節になる」ことを嫌がっている歌のように思えます。

 かぐや姫は天上で罪を犯し地上に遣られ、それが許され月へ戻るわけですが、これは左遷追放されたけど都の戻れた公家のことを表しているのでしょう。光源氏も一時左遷されていますね

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