地球という言葉を作った(訳したのではなく)のは長崎の通訳と言う説はどうも間違いらしいです。地球とはいい言葉の内容は訂正します。
やはり明に来た宣教師イタリア人マテオ・リッチ(1552-1610)の造語というのが正解のようです。この人、サビエルと同じくイエズス会の宣教師だが、中国語をマスターし読み書きもできて、利瑪竇(り まとう)という中国名を名乗ります。多数の科学知識を中国に紹介し、世界地図である『坤輿万国全図』(1602年)を作ったり、ユークリッド幾何学の中国語訳である『幾何原本』(1607年)などを刊行したり。20年かかって宮廷にに入ることに成功します。そして最後は北京でなくなります。
英語のEarth、ドイツ語のErde、フランス、イタリア、スペインなど南欧語のTerraはみんな「土地」を表し「球」 の意味はありませんから、地球という言葉を作ったのはイタリア人マテオ・リッチではなく中国人、利瑪竇というのが正解ですね。
Dr.熊 から直接聞いたお話です。