同郷の天文屋3人で山口県に関連する名前を持つ小惑星を調べています。一人は山口、一人は松山、そして京都。このうち松山在住のNさんは、多数発見・命名していますが、実は会ったことがないメル友です。
このたびNさんが自分の発見した小惑星に山口出身の詩人である中原中也の名をつけました。郷里の地名から歴史上の人物、天文屋、文芸人、タレントまでいろいろです。
castorは軌道計算を担当しています。
「星々」カテゴリーアーカイブ
☆危なかったなぁ!
http://www.astroarts.co.jp/news/2008/11/10asteroid_2008tc3/index-j.shtml
あなたは10月7日(火)お昼ころ、何をしていましたか?よくまぁ無事で。。実はこんな事件が起こっていたのです。
小惑星2008 TC3は、アフリカのスーダン北部で大気圏に突入することが事前に判明していた。気象衛星などの観測から、計算どおり7日午前11時45分(日本時)に落下した証拠は集まっているが、落下地点付近が人口の少ない地域だったこともあり目撃証言はまだない。今回の出来事が「天体の地球衝突が初めて事前に予測された例」と言えるのは確実である。この小惑星は直径3m程度で、落下中にほとんど燃え尽きてしまったと見られるが、隕石が地上に到達した可能性もわずかにある。
写真は大気圏突入に伴う永続痕です。3mクラスだからよかったが10mクラスなら、今頃、スーダンの砂漠の砂塵が全地球を覆い、地球は太陽の恵みを失い、草木は枯れ、一挙に寒冷化に向かう・・・・
詳細は後日
☆M45 すばる
プロフィルの画像を変えました。天体写真の上に加茂大橋から見た鴨川とユリカモメを重ねました。ところでこの天体はすばるです。すばるといえば「ほしはすばる・・いとをかし」清少納言,昴といえば「我も行く さらば昴よ」谷村新司,Subaru といえばハワイにあるわが国の大望遠鏡。そんな名前の高校がありますね。そんな名前の軽自動車がありました。
青くて若い(といっても約1億歳)星の集団で,ゴチャゴチャと群がっているのがよく見えます。これから冬にかけて夜空を飾ります。ギリシアでは若き7人姉妹で一番明るい星に長姉アルキオネの名前がついています。
この天体は天文業界ではM45と呼ばれています。約250年前にメシエさんが作った星雲星団カタログの45番目に載っているからです。昨日すばる☆さんと相談して,M45をMemory of 45 yearsと読んで,今年の11月祭はすばるでいこうとしました
☆下弦の月
外に出てみると東の空、雲間に半月が見えます。上が直線状で下が円、明らかに弦は上です。しかし今は満月過ぎて下弦の月のはず、サテなんで?
先日とある講演会で「弦が上にあるとき上限の月、下にあるとき下弦の月というのは間違いで、旧暦で初めの10日間すなわち上旬では上弦の月という。同様に下弦の月は下旬の月のこと。」という話を聞きました。今日は旧暦では8月21日、なるほど、それならよくわかる。ウィキペディアにもそう書いてあります。
これまでウソ教えていたかも・・・
☆その後のプルート
http://www.astroarts.co.jp/news/2008/09/18haumea/index-j.shtml
2年前、惑星一家から出て行って話題の主役だったプルートですが、エリスとともにプルートイドというグループを作り、先日マケマケが加入し、このたびさらに仲間が増えました。その名はハウメア、ハワイの女神からとったらしいです。これで4人という小派閥ですが、セドナをはじめ、まだたくさんの候補がいるそうです。それにしてもプルートとエリスはギリシアの、マケマケは南太平洋のどこか島の、セドナはイヌイットの神、汎地球的ですね。
やっぱりプルートは降格ではなかった、彼が代表であるプルートイドはもうじきプラネット一家より多数になるでしょう。
画像が見えにくくてゴメン、クリック拡大してください。
☆お月見観望会
来年の日食
日食画像はダイニックアストロパーク天究館のページより
Tenさんからそういわれたら書かざるをえなくなりました。まだ少々早いとは思うが。
2009年7月22日(水)の午前中に大日食が起こります。奄美大島では皆既、西日本のほとんどで80%以上欠けます。日食の見える地域でわかるように皆既の見える地域は狭い帯状になっています。奄美大島ではまたとない島起こしのチャンスで、すでに宿泊施設が満杯。
皆既日食鑑賞の醍醐味は写真のようなダイアモンドリングですが、見えるのはホンの一瞬で曇ったらすべてパーです。京都での見え方はここにあるように11時ころ81%も欠けます。この日を逃がすと次の大日食は 2012年5月21日(金環食)、さらに 2035年9月2日(関東では皆既、でももうヤバイ)となります。
国内で見えた前回の皆既日食は1963年7月21日@北海道,KCG創立年でした。
月食
明日早朝、部分月食が起こります。今出ている(曇って見えないが)月がだんだん欠けて、西に沈むころ半分くらい欠けるはずです。月食のとき太陽は真反対にいるのだから、日の出前です。早起きしてみようかとも思ったが、どうせ曇ってだめでしょう。それに部分月食なんてありふれたこと、まぁいいか。
スター・ウィーク
8/1~8/7はスター・ウィーク~星空に親しむ週間です。今夜は曇っているが、梅雨明けの夜空には織姫彦星が輝き、その間を天の川がそして流れ星(ムリか!)。最終日の7日はホントの七夕です。キャッチコピーは「君の瞳が 宇宙(そら)になる」。PCで疲れたかすんだ瞳も澄んできますよ、きっと。
「君の瞳が 宇宙になる」スター・ウィーク
明日はSPP研修会、実はただ今、コンテンツの作成中なのです。
花山天文台観望会
26日は晴天に恵まれ、星々がよく見えました。木星では4つの衛星(ガリレオが発見したもの)や縞模様がバッチリ、数十万の老いた星の塊である球状星団M13が主な鑑賞天体。合間に織姫・彦星・アンタレスの説明を。この望遠鏡はかなりの年代物だけど現役です。暗いところではしごを登っていくのはヤッパこわいです。当日は100余名の参加があり、KCGIの○○先生が来られ、ご満悦・・・よかった、よかった。
あすとろん

