大学崩壊 募集停止の大学

三重中京大学,神戸ファッション造形大学,聖トマス大学,愛知新城大谷大学,LEC東京リーガルマインド大学など,募集停止・廃校が相次いでいる。大学の募集停止や廃校は,来年は二桁になるだろうという話もある。

あまり有名でない私立大学は,「地方」,「小規模」,「文系」,「単科」,などの条件が多いほど潰れる可能性が高いと言われている。

こういった無名大学への入学者の親は「大卒ではない」ことが多いという。つまり,親自身は大学というものを知らず,息子や娘が「大学」に受かったと言うだけで素直に喜び,そこが「大学」であるから,という理由で進学を許し大枚を支払うわけだ。

たしかに,文科省の認可を得ていれば,それは「大学」ではあるのだが,「大学」であるというだけで,伝統校や有名大学とは根底から異なるものなのである。「大学」と名がつけば,何でも良いのではないのである。

卒業した後に母校大学が無くなると卒業資格を失うことにもなりかねない。それどころか,在学中に無くなる可能性もある。すでに経営破たんしていて,消滅が確実な大学は100校に及ぶと言われているが,それでも募集活動を続けている。ここまでくると,社会悪ではないかと言いたくなる。不愉快なのは,そういった破たん大学にも,我々の税金がつぎ込まれているという事実だ。

下記は,あくまでも財務ランキングであって,それだけで判断できるものではないが,子供を進学させるときは,各種の資料をよく調べ,他方面から分析して,進学先を誤らないようにすべきだろう。

私立大学600校 財務ランキング――資産規模、収益性など財務状態を徹底分析(1) – 09/02/11 | 07:00

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