Kawasaki  KZ1000CSR

KZ1000CSR

KZ1000CSR
型式名;M1

アメリカマーケット向けの製品である。基本はZ1000Jであるから,フレームもほとんど同じである。フロントフォークを少し長くし,シート形状を変えて,後輪を小径にすると,ここまでイメージが変わる。
70年代後半に新しいカテゴリーとして「アメリカン」が流行したが,ハーレーの影響が強く,どのメーカーも,アメリカンはVツインへと移行していった。その意味では,最後の空冷インラインフォアのアメリカンであるから,貴重なモデルである。
同時期のカワサキの製品にVN750というアメリカンがあるが,この頃のカワサキのアメリカンは,ライディングポジションこそアメリカンであるが,峠では下手なスポーツを追い越すというくらい,車体ディメンジョンが優れていた。もちろん,このCSRも,基本設計が「J」であるから,名車Rと同じく,良いバイクの一台と言えるだろう。

写真提供;カワサキ

参考;Z1・Z2の神話–誕生の真実 全記録–
2006年 スタジオタッククリエイティブ

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