年も明けて、京都日本語研修センター(KJLTC)でも新学期が始まりました。
風邪をひいたりしていた留学生もいるようだけど、
今日は全員元気な顔を見せてくれました。
日本語の教科書は、初級・中級のころは、
読解本文のテーマなんかも日常的な話題が多く、
文法や語彙の知識を増やしながら、楽しく読む、という感じだったのですが、上
級ともなると、テーマも内容も難しくなってきます。
(英語の教科書なんかでも、中学1年と高校3年ではだいぶ違いますよね。
そんな感じです。)
今日のテーマは「エネルギー問題」。
地球温暖化の話などは、わりとよく出てきて、学生にも知識があるので
話しやすいのですが、今日は原子力発電所の問題でした。
安全性とか、チェルノブイリの事故のこととか。
日本語の読解や文法の説明もするのですが、テーマに沿った補助教材や
新聞記事などの生教材も使って授業を進めています。
先生も日々勉強です。
出身国によって、状況や考え方も違いますが、
留学生たちは、それぞれ、しっかりとした意見を言ってくれます。
彼らはもちろんもう大人なので、たとえ初級の学生でも、
自分の考え方をきちんと持っています。
でも、それが日本語ではなかなか表現しきれない。
上級クラスくらいになると、やはりかなり自分の考えをきちんと
伝えられるようになります。
そんな彼らを見ていると、頼もしいなあと思います。
卒業まであと2ヶ月。
それぞれの未来につながるように、
楽しく勉強できたらいいな。