滋賀歩き ~唐崎の松、坂本城址

近江八景といえば、
比良の暮雪
堅田の落雁
唐崎の夜雨
三井の晩鐘
粟津の晴嵐
矢橋の帰帆
瀬田の夕照
石山の秋月
中国湖南省にある洞庭湖の八景にちなんで、室町時代に選ばれたとも、江戸時代に選ばれたとも言います。
そのうちの一つ、唐崎の夜雨。


有名な歌川広重の近江八景図からすると、この方向ではないですが・・・夜でも雨でもないですが・・・名勝であることは間違いありません。
この碑が建つ唐崎神社は、JR湖西線唐崎駅から徒歩約10分。

樹齢100年と言われる巨大な霊松があります。現在の霊松は三代目とのこと。

坂本城址は、2021年秋の降水不足で琵琶湖の水位が下がり、普段は見えない石垣(礎石)が姿を現したことで、ニュースにもなりました。


坂本は石積みの技術者集団で、各地の城郭や石垣を積んだ穴太衆(あのうしゅう)の地元でもあります。現在も地名に穴太が残っており、京阪電車の石山坂本線に穴太駅があります。また、その技術は、穴太衆の末裔の建設会社に受け継がれているそうです。
さて、坂本城といえば明智光秀。城址公園には、光秀像があるのですが・・・もう少しかっこよく作れなかったものか。。。

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