普段は滋賀を歩いていますが、たまに奈良も歩きに行きます。
基本的に興味の対象が古代~奈良時代までくらいなので、滋賀もおもしろいですが、奈良もおもしろい。
今回の目的は興福寺。今まで行く機会がなかったのですが、先日、永井路子の「茜さす」(これは現代が舞台の小説)を読んでいたら、興福寺の仏頭のことが出てきて、それが1メートルくらいの大きさがある、というくだりが。
興福寺の仏頭は、日本史の教科書にも写真が出ていて記憶にあったのですが、写真ではサイズ感がわからず、特に気に留めてなかったのが、そんなに大きいのか・・・やはり百聞は一見に如かず、ということで見に行きました。
国宝館には、有名な阿修羅像もあります。入口に小さなガイドブックが売っていたのですが、見ておもしろかったら買おう・・・と思っていたら、それは入口にしか売っていないもので、結局、戻らせてもらって買いました。国宝館はかなり満足度が高いので、また行こうと思います。
その後、梅原猛の「隠された十字架」を読んでいて、これは法隆寺の話なのですが、途中、興福寺についてもかなり言及があり、読んでいると再び興味がわいてきて、もう一度行きたくなりました。やはり、先に勉強してから行ったほうがおもしろいですね。
久しぶりの奈良だったので、大仏さまにも会いにいきました。何回見てもやはり大きい。
近鉄奈良駅前でふらっと寄った商店街の古書店で、調子に乗って梅原猛の「黄泉の王」と「塔」を購入。
「黄泉の王」は高松塚古墳が発掘されて間もないころに書かれたもので、被葬者を弓削皇子と推定するもの。それから約50年経ち、いろいろと変わったことやわかったこともありますが、当時のロマンが伝わってきて、おもしろかったです。
「塔」はまだこれから。