織部ストリート

織部ストリート

岐阜県多治見市というと、最近では、夏に「最高気温を記録」というようなニュースで耳にするかもしれません。
そんな多治見市ですが、周辺の土岐市や瑞浪市とあわせて、美濃焼の特産地でもあります。
「美濃焼」という名称も、瀬戸や有田、信楽などと比べると、あまり知らない人もいるかもしれません。
でも実は、日本で日常に使われている食器には、美濃焼のものが非常に多いらしいです。
そんな多治見市に「織部ストリート」と呼ばれる一帯があり、かつては美濃焼の問屋さんなどが軒をつらねていたところらしいのですが、今は、観光客などが散策しながら、美濃焼の買い物を楽しめるようになっています。
「ストリート」と言っても、道が1本というわけではなく、ここを曲がって、あっちへまわって・・・という感じです。
案内マップを片手に一回りしても、それほど時間がかかるわけではありません。
美濃焼の食器が日常品から高級品までさまざまに売られており、市価の2~5割引で買うことができます。

さて、母方の祖父母が瑞浪市に住んでいたこともあり、多治見のあたりも私にはわりとなじみのある土地です。
実家(愛知県)からも車なら1時間程度。いとこの結婚式が多治見で行われたので、ついでに姉と2人で散策してきました。
「たじみ創造館」をスタート地点として、2周する計画で。1周目は、あれこれ見て目星をつけて、買うものをだいたい決めたら、2周目は実際に買い物をします。
なかでも気に入ってるのは、「織部」(岐阜・名古屋周辺の方はご存じの方も多いだろうけど、地元以外ではどのくらい知名度があるのかわかりません。。。)の「うつわ邸」。明治期に建てられた商家を改築したお店になっており、建物を見ているだけでも楽しくなります。お抹茶をいただくこともできます。
あまりたくさん買っても、食器棚に入らないし・・・とがんばって厳選。和食器もありますが、オリエンタルな雰囲気の織部の新作(?)もあり、こちらも気に入って買ってしまいました。
織部の本店は、織部ストリートからはちょっと離れた郊外にあり、ここでは、見るのが大変なほど広い店内に、大量の食器が並んでおり、食器好きなら何時間でも遊べてしまいます。以前にも一度訪ねており、こちらも行きたかったのですが、今回は時間がなくて断念。

ちなみに、織部というのは、お店(会社)の名前でもありますが、美濃焼の一つの「織部焼」を表してもいます。桃山時代に古田織部が創造したものだそうです。

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