実は,舞鶴までの道中でバイクの調子がおかしくなった

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カワサキZ考古学;概論(空冷カワサキの各車種を紹介しています。)

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実は,舞鶴までの道中でバイクの調子がおかしくなった

Z1100R

どうせ翌日の朝から飛行機に乗って札幌に行くなら,その前の夜に舞鶴からフェリーに乗れば,同じことだと思い,京都を発った訳だが,実は,その道中でバイクの調子がおかしくなった。

高速道路上で,急にエンジンが吹けなくなった。アクセルをあおると回るから,燃料系の故障かと思った。
暑い夜で,エンジン温度も上がっていたので,電気系かとも思った。なんとかフェリー乗り場までたどり着いて,メカに電話して症状を伝えた。

以前に経験したのだが,イグニションコイルが中途半端にやられると,吹け上がりが悪くなり,ボソボソともたつくことがある。完全にコイルが飛んでしまわずに,熱でやられたときにそうなるのだ。どうもそんな気がしていた。

一方,燃料がキャブに行かなくなると,同じようになる。
ガソリンホースに噛ませてあるフィルターを見ると,真っ黒だった。タンクの中のゴミが,低回転で巡航していたこと(普段はレッドゾーンまで回しまくる)により,澱が全部下がってきて,キャブを詰まらせたようにも見えた。

船の出発の30分前まで悩みながら,これから京都に帰還するにしても,100kmはあるし,それで途中で止まってしまったら,明日の飛行機には乗れない可能性が高い。

小樽で一晩かけて修理したら良いか,と想いながらも,コイルが飛んでいたら,交換しないといけない。そうなったら,小樽にバイクを置いて,電車で札幌に行けばいい。

それで,乗船した。そして船の中から衛星電話で京都に電話し,相方にイグニションコイルを送ってもらうように手筈を付けた。さらに,別の相方には小樽のバイク屋さんを探してもらって,船の中から電話した。

北輪紹介

小樽の北輪商会。電話したら,誠実な人柄とメカに詳しいことがすぐにわかった。「うちはいつも10時頃まで開けてますから」とのことで,小樽で下船して,ショップに向かった。メカニックの名前は原田さんという油冷カタナ乗りだった。常連客の斉藤さんという方もおられたので北海道ツーリングの話を聞きつつ,原田さんと修理に励んだ。腕の良いメカで,的確に作業される。斉藤さんに聞くところによると,北海道全域に顧客がいるという。

タンクを外して洗浄すると,ゴムの溶けたのが出てきた。コックを通って,フィルターを詰まらせていた。キャブも分解したが,キャブまでは至っておらず,綺麗なものだった。レーシングキャブでも,タンクが古い場合は,フィルターを付けておいた方が良い。プラグは,1番と4番がすこしカブリ気味だったから,コイルも壊れかけていると予測できた。

京都から送ってもらったコイルは,札幌に翌日到着する予定だ。夜中の12時半まで,小樽は北輪商会でできる限りのことはして,ホテルに入った。

翌日は,くすぶるエンジンを騙しだまし,小樽の街を一周してから,札幌に至り,仕事の会議に出て,その夜はすすきのの居酒屋で美味いビールと海産物をごちそうになった。

そして翌日,届いたイグニションコイルに交換すると,いつもの空冷カワサキ,Z1100Rのコスワースピストンの咆哮だ。よし,行くぞ!

Z1100R
Z1100R

そして,北を目指した。札幌を出て,歌志内の炭鉱の街を観て,富良野をかすめて,サロベツ原野を突っ走り,稚内に至った。その景色の雄大なこと,遠大なこと。

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