新しいクラス、新しい授業

日本語能力試験が終わって、クラス替えが行われました。
今週から、今学期の終わりまでは、このクラスで勉強していくことになります。
新しいクラス、新しい科目、新しい教科書で、心機一転です。

日本語能力試験までは、「受験勉強」という感じでしたが、
これからは、進学後も見据えて、日本語を上手に使えるようにがんばっていきます。

さて、今回も複数の科目を選択するのですが、その中に「作文・小論文」の授業があります。
私は、よく担当しているのですが・・・
作文は苦手な学生が多く(外国語でのアウトプット、しかも正確性を求められる「書く」ことは、難しいですよね・・・気持ちはわかります!)、課題を示すと、「どうしよう・・・」と悩み始めたりもするのですが・・・。作文も嫌いにならないでほしいけど、作文を担当しているからといって、先生も嫌いにならないでね。。。

ちなみに、みんなが書いた作文を添削するのは、楽しんでしています!

—————
☆12月16日(日) 京都コンピュータ学院(KCG)のオープンキャンパス(体験入学)入試・奨学制度説明会付きを開催。
 業界セミナー付きです。
 保護者説明会も同時開催。申込受付中! 12月22日(土)クリスマススペシャルオープンキャンパス(ゲーム講演会付き)も。

コンピュータに興味がある留学生も、ぜひ参加してください!

comments

中国の有名な人?

先日の京都日本語研修センターでの中級クラスの作文のネタは、
「あなたの国の有名な人を2人あげて、比べながら書く」というものにしてみました。
人物を紹介する表現と、比較表現の練習です。

「有名な人」は、歴史上の人物でも、現在の政治家でも、好きな芸能人でも
誰でもいいよ、ということにしました。
中国人留学生たちが、どんな人をあげるかな・・・と思っていたら。

歴史上の人物では、三国志ネタや、孔子と孟子など。
李白と杜甫で書いた学生もいました。
現代の人では、スポーツ分野で姚明と劉翔など。
日本でも有名な人たちが多かったです。
中には「あなたの国で」と言ったのに、「江と茶茶」で書いた学生も。
どうやら、大河ドラマにはまっているようです。

そういえば先日、中国では、以前は日本のいわゆる恋愛ドラマ的なものが
はやっていたけれど、最近ではそのテのドラマはすっかり韓流で、
日本のドラマでは、歴史ものや医療ものが人気がある、という話が
新聞か何かで紹介されていました。
大河ドラマで、日本語を勉強するのはとてもいいことだけれど、
「きょうえつしごく・・・」とか言い出したらどうしよう。。。

comments

2010年度卒業式 ~京都日本語研修センター

2010卒業式

京都日本語研修センター(KJLTC)では,京都コンピュータ学院(KCG)より一足お先に,
本日,卒業式が行われました。

と言っても,ほとんどの学生は,京都情報大学院大学(KCGI)KCGに進学するので,
会えなくなることはありません。
鴨川校のアート・デザイン学系に進学する留学生もいて,
教室は違うけれど,同じ校舎でまた会えるな・・・とか。

先月,京都情報大学院大学では,課程修了プロジェクトの発表会が行われました。
今回の発表者の中には,KCGIに進学する前に,
KJLTCで半年~1年間,日本語を学習していた留学生たちが。
発表を聞きながら,大学院での2年間で,本当に日本語も,専門もがんばったな・・・
としみじみ。KCGIを卒業してしまうと,中国で日系企業に就職する学生なども多く,
なかなか簡単には会えなくなってしまうので,寂しく感じてしまいます。
でも,卒業生たちの活躍を聞くときが,やはり一番うれしいので,
みんなそれぞれの道でがんばってほしいです。

今回の卒業生たちも,先輩たちに負けずに,日本語を使って,
専門であるITとビジネスの勉強をしっかりしていってほしいです。
そして,あと半年~1年間の日本語学習を続ける在校生たち,
4月からまたいっしょにがんばりましょう!
春休みに,帰国する学生も何人かいて,日本語を忘れてしまわないか,
ちょっと心配。。。

comments

幸運のコイン

2月3日の,京都日本語研修センターでの餃子パーティー。
食べ切れなかった分は冷凍してあったのですが,
先日,冷凍パックのまま,いただいて帰りました。

で,家でゆでて食べてみたところ・・・。

餃子の中から1円玉が!!!

中国の春節の餃子では,1枚だけコインを入れて,
それが当たった人はその年,金運に恵まれる・・・
ということで,誰かが1円玉を入れたのです。
みんなで食べながら,「出てこないね・・・。」と言っていたのですが,
なんと!!!
xiaoのお持ち帰り餃子が「当たり!」でした。
(注:1円玉は食べていません。)

宝くじ,当たるかな。。。

comments

春節&節分

2月3日は,春節。
そして,今年の春節は,節分と同時。
・・・というわけで,京都日本語研修センター(KJLTC)では,
留学生たちがはりきって,
水餃子&太巻きを作りました。
本当は,餃子は春節の前日に作るのらしいのだけど,
まあ,いいことにして。。。

留学生たちは,来た人から,なんとなく手分けして,作業をすすめていきます。
なんか,中国人留学生は,みんな「餃子が作れる」という気がしていたけど,
南の方では,あまり作らないらしいです。
なので,「作れません。。。」という学生も。
でも,それなりに,できるところに参加!です。

まずは太巻きチーム。
炊き上がったご飯に「すしの素」(手抜き・・・)を混ぜます。
「切るように混ぜる」というのが,なかなかわからず,
ん・・・?五平餅かおはぎのように。。。気にしない!
今回はサラダ巻きで,中身はツナマヨ,カニカマ,キュウリ,タマゴ。
最初は苦労して巻いていましたが,だんだん上手に。
さすがに人数分を作るわけにもいかないので,「丸かじり」はせずに,
切って食べました。
「恵方の方角を向いて,黙って食べる」という説明をしたのだけれど,
ちゃんとやっていたのは,数名。。。

水餃子は,今年は3種類とのこと。
豚肉&白菜。海老&ニラ。セロリと???(見損ね&食べ損ねで,わからなかった)。
あとで,あまった材料で,海老&ネギ,というのも作ってました。
ゆであがりはこんな感じ。

2011年春節

う~ん。今年もおいしい!
皮をのばすのにも挑戦しました。

2011年春節

コツがあって,結構難しいんです。
最初は,まったく丸くならなかったけれど,
何回かするうちに,だんだんきれいな形に。
清涙無痕先生に,「餃子の皮検定4級」をもらいました。
来年は,3級目指してがんばろう。。。

その後,学生たちは,下鴨神社の節分祭に。
「福豆もらってきてね~」と頼んだのに,
行くのが遅くて,豆まきは終わっていたそうです。。。
帰ってきて,第二弾の餃子をゆでていました。。。
皮がちょっと余ってしまったので,こちらは間にお砂糖をはさんで
焼く,というお菓子(?)を作ってくれました。

今年も満足!
一度,自分でも作ってみよう・・・とは思っているのですが,
けっこう大変なので,なかなか・・・。
留学生が作る,「本場の味」がおいしいしな。。。

comments

なごむ例作文

さて,京都日本語研修センターには,10月からたくさんの留学生が入学して,
とてもにぎやかに授業をしています。
学生がたくさんいるので,先生もパワー全開でないと,
学生のパワーに負けてしまいそうです。
もちろん!パワー全開で,毎週楽しく授業をしています。

さて,文法の授業では,毎回,勉強した文法を使って例作文をしてみるのですが,
なかなか和むものや,文法的にはあっているけれど,
シチュエーションが???なものも・・・。

今日,思わず和んでしまったのが,

・(     )そばから忘れてしまう。
 ⇒先生は教えてもらったそばから忘れてしまう。

・・・。
うーん,正しいかも。。。
確かに,最近,物忘れがはげしいです。。。
(一応,「先生『に』教えてもらったそばから忘れてしまう。」に直しておきました。)

他にも,
・私は(   )をこめて,(   )に(   )をあげたことがある。
 ⇒私は感謝をこめて,姉に魚をあげたことがある。
 (なぜ・・・?どんな魚・・・?)

・京都日本語研修センターは,(   )を通じて知った。
 ⇒京都日本語研修センターは,ニュースを通じて知った。
 (・・・おぉ~!海外のニュースでも有名?!・・・ではないか。。。)

・わたしの家族では,(   )を中心にいろいろなことが決められる。
 ⇒わたしの家族では,私を中心にいろいろなことが決められる。
 (・・・少子化で,日本でもこういう家庭は多いかも・・・?)

というものも。

例作文を添削しながらも,ずいぶん正確に書けるようになったな・・・とか,
いろいろな表現を使えるようになったな・・・とか,
しみじみ,うれしくなってます。

日本語能力試験まであと3週間!
最後の追い込みです。

comments

授業再開!

今日から,京都日本語研修センターの授業が再開されました。

約1か月ぶりにみんなが揃い,
「元気だった?何してた?」と言うと,
返ってきた答えは・・・。
「暑い・・・」「暑すぎる・・・」
ばかり・・・。

初めての日本の夏に,みんなちょっと疲れた様子。
確かに,今年は異常ですよね。
週間天気予報を見ても,1週間先も37℃。
だけど,やっぱり,留学生たちには日本を好きになってほしいし,
「今年は特別!いつもの夏はこんなに暑くない!・・・たぶん・・・」
「来年は,9月にはもう少し暑くなくなってる!・・・かもしれない・・・」
と,ちょっと弱気なフォローをしてみました。

みんな,暑すぎて,あまり出かける気にもなれなかったようですが,
中には真っ黒に日焼けした学生もいました。

タイからの留学生は,一時帰国していたらしく,
お土産をもらいました。
「先生,お土産です。マンゴーの・・・漬け物?」
うーん,「漬け物」とは言わないかな。「シロップ漬け」です。

タイ土産

写真は,前からと後ろから。
決して,2個を独り占めしたわけではありません。

そういえば,以前に,留学生たちと,いろいろなものの食べ方も
国によって違う,という話をしていたときに,
ブラジルからの留学生たちは,「マンゴーの缶詰」(シロップ漬け)に
びっくりしていました。
生で食べるのが当たり前で,加工してあることが意外だったそうです。
ミニトマトは,中国では果物扱いで,デザートにスイカなどといっしょに出てきます。
日本では,ビュッフェでも,ミニトマトはサラダのところにおいてありますが,
以前に中国からのお客様とビュッフェスタイルの食事をしたとき,
デザートの果物などといっしょに,ミニトマトを持っていらっしゃってました。
ちょっと離れていたけれど,サラダのところから持ってきたんですね。。。
あと,私がおどろいたのは,ブラジルではアボカドにお砂糖をかけて食べるとのこと。
「え~っ!」と言ったら,
「だって,アボカドは果物でしょ!」と言われてしまいました。
確かに果物だけど,そういえばアボカドって,
日本ではあまり果物らしい食べ方しませんよね。。。

comments

新・日本語能力試験

日本語を勉強する外国の方たちが目指す「日本語能力試験」ですが,
以前は,毎年12月の1回だけのチャンスだったのが,
昨年から,1,2級は7月にも行われることになり,
年2回のチャンスとなりました。

今年からは,さらに,試験そのものが大きく変わります。
まず,これまでは,1級~4級の4段階だったものが,
新試験では,N1~N5の5段階となります(N1が最高レベル)。
ちなみに,『N』はNihongoの『N』でNewの『N』だそうです。
そして,N1は,これまでの1級よりもやや高めのレベルまで測れるそうです。
でも,合格ラインはこれまでとほぼ同じとか。ほっ・・・。
新設されたのが,N3で,これまでの2級と3級の間のレベル。
確かに,2級と3級の差はけっこう大きかったので,
これはいいかもしれませんね。

さて,私が現在指導している,N1対策クラスの例でいくと・・・。
これまで試験科目は3科目「文字・語彙(45分)」「読解・文法(90分)」「聴解(45分)」
だったのが,新試験では,2科目「言語知識(文字・語彙・文法)・読解(110分)」
「聴解(60分)」となります。
試験時間が長くなって,集中力が続くのか・・・がちょっと心配です。
科目は2科目なのですが,得点区分としては「言語知識」「読解」「聴解」の
3区分となり,それぞれが0~60点,合計で0~180点で採点されます。
(昨年までは400点満点)。
各科目で基準点ができるので,それをクリアしないと,
総合点がよくても不合格となってしまいます。
つまり,極端にいえば,これまでは,「聴解」が0点でも,他が満点なら合格できた
わけですが,今度からはそうはいかないようで・・・。
また,試験の難易度によって,合否に影響がでないように,得点等化が行われるそうです。

試験問題形式も,これまでとはだいぶ変わりました。
勉強しなくてはならないこと,覚えたり,理解しなくてはならないことは,
基本的には変わらないのですが,問題形式に慣れることも必要です。
これまでの試験形式に慣れていた学生たちには,ちょっととまどいもあるようです。
読解では,読む量も多くなっていますので,早く読む練習もこれまで以上に必要です。
縦書きの文章もあります。
これは,縦書きに縁のない国々の学生にとっては,なかなか慣れないようです。
聴解問題も,これまでの「絵のある問題」「絵のない問題」から,
ずいぶんバリエーションができました。
初めて聴いたときは,「へぇ・・・」という感じでしたが,
今は,バリバリとポイント解説しています。

学生たちは,N1の範囲の一通りの勉強も終わり,今は演習に励んでいます。
新試験第1回目ということもあり,どうなるのかちょっとどきどきですが,
7月4日の試験では,実力を十分に発揮して,
ぜひ合格してもらいたいです。

comments

火鍋のお味は?

京都日本語研修センターの留学生たちによる
火鍋を食べてくださったみなさま、
ありがとうございました!
京都新聞の方にも取材に来ていただいて、
掲載していただきました。
ウェブ版の記事はこちら

お味はいかがでしたか?
辛いものの苦手なxiaoは・・・。
だいぶできてきたころに、
「先生、味見!」と言われて食べた白菜に、
思わず「辛っ!」と言ってしまいました。。。
で、留学生たちには「そうですか???」と。。。

でも、そのあとに多少調整したらしく、実際に販売が始まってから、
やっぱり食べたいな・・・と食べてみたら、
確かにちょっと辛いけど、辛すぎはせず、おいしくしあがっていました。
中国のお鍋は、いろいろ香辛料が入っていて、
日本の鍋とは違う、独特の香りがします。
それがおいしくて、やみつきになります。
もちろん、辛くない種類のお鍋もありますよ。
お鍋の種類は、日本よりたくさんあるように思います。
まあ、最近は、日本のお鍋もずいぶん種類が増えましたが。

さて、作っている最中は、いろいろおもしろかったです。
xiaoが切りかけた白菜は、「小さすぎる!」「それは雑炊用です!」
と怒られてしまいました。
castor先生、あの大きく切った白菜が中国風のようです。
マレーシアからの留学生と、「でも、大きすぎると食べにくくない?」
と言ってみたのですが、「大きいほうがおいしいです!」と
一蹴されてしまいました。
留学生たちは、本場ふうに、もっといろいろと具材をいれたかったようです。

さて、来年の春節はどうなるか???
乞うご期待!?!?

comments

今年の春節は火鍋!

提出された宿題の,文法問題をチェックしていると,
採点に迷うものが出てきます。
ふつう,こうなるでしょ?と思うような,こちらの期待する答えを
書いてくれるとは限らないので。
まあ,それは当然のこととはいえ,文法の正確さはもちろん,
日本語として自然か,ということも見ていて気になることがあります。
なんか,変な気もするけど,これこれこういうシチュエーションならあり???
などと,想像がふくらんでしまうことも。

たとえば・・・
・友人の話では,彼の学校では毎日( 卵を食べているということです。)
 ⇒どんな学校???
・新聞によれば,( あした○○で地震があるそうです。)
 ⇒新聞に載せられるほどの予知はまだ出来ないはず???
・山田さんには,私が( やさしいことになっています。)
 ⇒山田さん,だまされている??? 

さて,2010年の春節は2月14日とのこと。
毎年,京都日本語研修センターでは,春節の前に餃子大会・・・
じゃなくて,手作り餃子の販売をしているのですが,
今年は,2月14日だと,もうKCGの授業も終わってるな・・・
ということで,少し早めに,1月22日(金)に行うことになりました。
しかも,今年は趣向を変えて,「火鍋」です。
どんなものになるんだろう・・・。
校舎のあちこちに,留学生たちが作成したポスターが張られています。
みんなそれぞれに作っているので,文章もまちまち。
探して読んでみてください。

みなさま,お楽しみに!
京都駅前校で販売(11時~17時)しますので,ぜひ食べに来てくださいね!

————————–

次のKCGオープンキャンパスは1月31日(日)開催!

この不況の中,高校生や大学生の就職難がニュースでも
よく聞かれますが,IT人材の不足は続いています。
KCGでしっかりと技術を身につけて,
自分自身の未来をつかんでください。

KCGでは,奨学制度が充実!
みなさんの夢の実現をサポートします。

京都日本語研修センター(KJLTC)
京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

comments