西アフリカ・ニジェールから感謝状が届きました!

京都コンピュータ学院では海外コンピュータ教育支援活動(IDCE)の一環としてKCGで使用したPCを発展途上国へ寄贈する活動を行っています。

昨年は西アフリカのニジェール共和国の国立の職業訓練施設,カルマハロ技術訓練校にKCG,KCGIで使用したPC,31台を寄贈しました。

 

PC砂埃カバー

詳しくは「KCGからニジェールへパソコン31セット出発!」をご覧ください。

先日,そのカルマハロ技術訓練校のアルジカ・アソーマン校長よりKCGへ感謝状が届きました。

 

感謝状

これが感謝状です。
原文はフランス語。下記は翻訳です。
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感謝状

京都コンピューター学院
長谷川 靖子 学院長殿

去る2011年6月、カルマハロ技術訓練校(CTK)に、ご寄贈頂いた
(Pentium4の高性能な)コンピューターが31式、無事に届きました。
カルマハロ技術訓練校(CTK)の責任者として、そして当校の全生徒を代表して、
学長の長谷川様、並びに京都コンピューター学院の皆様に、心より感謝申し上げます。

感謝の気持ちをお伝えすると同時に、この場をお借りして、もう一点付け加えさせて下さい。
当校は、以下の学科を抱える国立の職業訓練施設です。
・電気学科
・金属加工学科
・自動車整備学科
・コンピューター学科
・会計学科

この度のご支援は、上記学科のすべての生徒が期待していたことであり、
当学校にとって、極めて重要な意味がありました。
その点を是非ご理解頂きたいと存じます。
また、私どもの、皆様に対する深い尊敬の気持ちも、
併せて感じ取って頂ければ、幸いにと存じます。

2011年11月19日
カルマハロ技術訓練校校長
アルジカ アソーマン
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カルマハロ技術訓練校ではパソコンがあまりに不足しているため,授業はパソコン操作を実習作業ではなく,操作手順を先生が言葉で学生に暗記させる指導をしていたほどだったといいます。
KCGの自習環境からは想像がつかない厳しさです。

例えば,「スタート→コンピューター→右クリック→プロパティ→デバイスマネージャー・・・」という文言を暗唱し覚え,試験でもその文言を紙に記述するといった具合だそうです。

また,エクセルの試験は4名ずつ教室に入退室を繰り返して行っていたそうですよ。
でも,試験の途中で停電になったりするらしいです。

とにかく,KCGの恵まれた環境とは全く違います。

授業風景

それだけに,カルマハロ技術訓練校ではパソコンの寄贈を大いに喜び,昨年8月には「京都コンピュータ学院への感謝セレモニー」が行われ,管轄省庁の関係者が招待され,セレモニーの模様は国営テレビで全国放映されたそうです。

感謝セレモニー

セレモニーの様子

 

ニジェール国営放送

カメラマン撮影中

また寄贈された貴重なパソコンには砂漠の砂による故障から守るため,全てにカバーを購入し(最初の写真参照),増えたパソコンにあわせて机も増設したとのことです。

みなさんが使ったパソコンが遠くアフリカの地で活躍しています。
いつかKCGで使われたパソコンに再会しに行ってみたいですね。

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