缶コーヒーの原価

日本語の聴解教材で面白いものがあったのでご紹介します。

【缶コーヒーの値段の内訳】

缶コーヒー1本の販売価格 120円(約115円+消費税)

【100%】本体価格約115円

【40%:約45円】メーカーの経費・・・社員の給料や広告費など

【30%:約35円】輸送にかかる費用・・・商品を店や自動販売機で売るための費用

【約17%:約20円】・・・缶や箱の材料費とデザインや印刷にかかる費用

【約13%:約15円】・・・缶コーヒーの原材料費(コーヒー豆,砂糖,ミルクなど)

ということで,約30%が缶コーヒーの商品自体の値段であり,その半分以上が缶や箱の値段で,原材料は約15円だということです。

ななかなか興味深い内容でした。

3割原価の法則は,缶コーヒーにも適応され,原材料の原価はその半分なんですね。

缶コーヒー

写真の商品と本文は関係ありません。

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日曜日午前中に京都府運転免許試験場で運転免許を更新

先週の話ですが,6月5日日曜日午前中に京都府運転免許試験場(免許センター)で運転免許の更新に行ってきました。

優良運転者(ゴールド)なので5年ぶりの更新です。

前回のことはあまり覚えていないので,次回のために備忘録として記録しておきます。

日曜日の午前に更新に行きたい方は参考にしてみてください。

【日曜日午前の受付は8:00開始!?】

更新のお知らせはがきには申請受付時間が「午前8:30~9:30(午後1:00~2:00)」となっていましたが,8:10に私が到着した時点で受付が始まっていました。

早いほうが断然,並ぶ時間が短くてお得です。
講習を終えて,帰るとき9:20ぐらいでしたが,8:10時点での列の3~4倍になってました。

8:00開始は,おそらく,日曜日なので混雑を予想した対応なのでしょう。
(おおよその更新者数は公安委員会が持っているはずなので,そのデータからも予想でるのでしょう)

【駐車場】

初めて車で行ったのですが,8:05ごろ到着で,余裕で駐車できました。
日曜日は,試験場内のコースも駐車場として解放されるので,駐車スペースがなくなることはまずなさそうですが,やはり早く行ったほうが入口近くに駐車できて楽ちんです。

【講習時間】

優良運転者講習の情報しかわかりませんが,諸手続きを終え,8:45開始の9:15終了でした。
その後は,免許をもらって終わりです。

優良運転者講習は多分,最初に手続きを終えた150名ぐらいの講習室が満室になるぐらいで時間設定されています。
ということなので,8:10に受付の列にならんで,9:20に新しい免許をもらって帰れるのですから,8:00過ぎに到着するのが賢いと思います。

【交通安全協会費】

交通安全協会って「『免許更新時講習』教本(32億円)」で事業仕分けされたところです。天下りも有名です。
「窓口で1,500円で入りますか?」と聞かれます。子どもたちの安全講習会などに使用すると言っていましたが,本当に必要なら任意じゃなくて強制にすればいいのに。
ということで,「また,今度」と言って断ります。

【免許のICカード化】

運転免許がICカード化されました。
更新時には,8桁(4+4)の暗証番号を登録します。
ゆくゆくは,ICカード付の免許がないと自動車が動かないという日が来るかもしれません。
どうせなら,健康保険証,年金手帳,住基ネットなども含めて1枚にしてくれないかと思います。
ついでに,優良運転者はインターネットで免許の更新ができるようになってほしいと願うのでした。

京都府運転免許試験場だるま

京都府運転免許試験場内にある交通安全だるま

おわり

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KCG寄贈のパソコンが西アフリカのニジェールに到着!

以前,「KCGからニジェールへパソコン31セット出発!」でご報告しました京都を出発したKCG寄贈のパソコンが,西アフリカのニジェール共和国に到着したとの連絡がありました。

ニジェールカルマハロ3

京都コンピュータ学院では海外コンピュータ教育支援活動(IDCE)の一環としてKCGで使用したPCを発展途上国へ寄贈する活動を行っています。

今回,23カ国目の支援対象国として西アフリカのニジェール共和国のカルマハロ技術訓練校に31セットのPCを寄贈しました。

今回のパソコン寄贈はニジェールに!
IDCEパソコン寄贈作業編(ニジェール第1弾)
IDCEパソコン寄贈作業&発送編(ニジェール第1弾)

今回到着したと連絡を受けたのは,第一弾で発送した10セットの内の9セット。
なぜか,残りの1セットは後日,取に行くらしいです。

ニジェールカルマハロ1

ちなみにニジェールでは手紙は配達されず,近くの郵便局の私書箱へ,荷物は郵便局に荷物を取りに行きます。

なぜ,1セットは後日なのかは不明(笑)。

まぁ,無事到着して何よりです。
船便で3か月かかったことになりますね。
予定通りです。

ニジェールカルマハロ4

残りの21セットもあと1か月くらいで到着することでしょう。

全て到着して,セットアップが終了したら,また写真を送ってもらうことになっています。

お楽しみに。

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渡波の言葉【被災者の声】

6月になりました。

今日はいい天気になりましたが,梅雨に入り先週末は台風の影響があり京都でもよく降りました。

東日本大震災で津波被害を受けた宮城県石巻市の渡波地区では,地盤が78cmも下がっている場所もあり,雨と大潮の影響による冠水の被害が出ているとのニュースがありました。

こちらの写真は,1か月前にボランティアで行った渡波地区の冠水の様子。

冠水 石巻 1

夕方,ボランティア活動を終えて,テントに戻る途中の様子です。

冠水 石巻 2

雨は降っていない状況で,この様子ですから,これから本格的な台風が来たらもっと大変です。

石巻に行ってから1か月,普通ならめったにメディアに登場しないであろう石巻の渡波が頻繁に登場します。そして,次々と避難所で知り合った顔が新聞やテレビに登場します。

直接,聞けなかった被害状況も,テレビや新聞を通して知ることもあります。

よく遊んだ小4の女の子のおばあちゃん(女川町)は,おじいちゃんの位牌を家に取りに帰り亡くなったと新聞を通してはじめて知りました。

避難所で避難者のリーダー的な存在だったおじさんは,奥さんとお母さんを亡くしたのだと,テレビでさだまさしと話しているのを見て初めてしりました。

テレビや新聞,インターネットで被災者の人たちの声を聞き,私が石巻の渡波で聞いた声も次々と思い浮かんできます。

その中のいくつかを,思い出すままに綴ります。

【みさきちゃん(中1)】
新中学1年生だと聞いて「制服は津波で無事だったの?」という質問に対し

「(制服が津波に)流されちゃった子もいるけど、(私のは)おばあちゃんが守ってくれたんだ。」

・・・・後日,登校前に制服を着ているみさきちゃんを見てうるっときました。

【ホタテちゃん(中2)】

一番,仲よくしてもらった女の子。

「あの日は(中学校の)卒業式だったので、(早く帰宅して)友達の家に遊びに行ったんだ。そうしたら、地震がきて。これは普通じゃないからって(渡波)小学校に来たの。体育館に避難したら、すごい音と黒い水が窓から見えて。ほんと怖かった。あとお腹がすいたのは辛かったよ。痩せたもん。」

どこまで聞いていいのかわからなかったので、それ以上深く聞くことはできなかったけど、中学2年生には辛すぎる体験をしている。前述のおばあさんが津波で亡くなった女の子のお姉さん。

【炊き出しを貰いに来たおばさん1(元水産業)】

私の名札に「青年海外協力隊OBパプアニューギニア」と書いてあるのを見て

「水産関係の仕事をしていてパプアニューギニアの研修生の人たちがよく石巻に来ていたの。「カウカウ・カイカイ」って教えてもらった。タロイモ食べるって意味でしょう。いつかはパプアニューギニアに行ってみたかったけど、もう冷凍設備が全部(津波で)やられちゃったから。」

パプアニューギニアで使われているピジン語で「カイカイ(eat)」・「カウカウ(sweetpotato)」でスイートポテトを食べるという意味。石巻でパプアニューギニアにつながりのある人に出会うとは思いもしなかったので,うれしかったけど,「もうパプアニューギニアには行けないだろう(事業の再開は難しいだろう)」という言葉に安易に否定したり,励ましの言葉をかけられませんでした。

【炊き出しを貰いに来たおばさん2(名前・年齢 不明)】

「よく(渡波小学校)の炊き出しに来ているけど,(津波で被害にあった)家の片付けをしていて疲れちゃって,ごはんをもらいに来る気力がなくなっちゃうんだよね」

【炊き出しを貰いに来たおばさん3(名前・年齢 不明)】

「濡れたタンスは開かなくなっちゃうんだよ」(同意者多数)

「家の近くに水産工場があって,津波でやられたから,1階にタコとかエビとかが流れてきていて臭いんだよ。」

炊き出しを貰いに来たおばさん4(名前・年齢 不明)

「本当は避難所(渡波小)に移ってきたいんだけど,家は2階は何とか使えるから。。。。布団敷いてねるだけだけど」

【炊き出しを貰いに来たおばさん5(名前・年齢 不明)】

「息子が消防団に入ってて,「何かあったら家族よりも消防団の活動が優先だ」って言われてたけど,本当に消防団優先だったから,数日は息子は帰って来られなくて大変だったよ。」

以上,これでも聞いた話の一部です。

これからも,なんとかできる支援をしていきたいと思います。
みなさんもご協力お願いいたします。

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