外付けHDDをフォーマット。消去してしまった写真データは復旧できるのか?

2011年の夏の苦い思い出。

家のWindows XPを入れたPCが古くなり,動きが遅くなってきたので,Ubuntu 10.04を入れて使っていました。

Windows XP よりサクサク動くと喜んで使っていたのですが,先日,何が原因かネットにつながらなくなってしまいました。

「よくわからんから,もう一度,Ubuntuでフォーマットしてみよっ!」としたのがいけなかった。。。。。

PCに外付けハードディスクを付けっぱなしにしていたので,,,,なんと外付けハードディスクをフォーマットしてしまったのです。。。。

何人かに相談すると,「フォーマットしちゃったら無理」と言われ,地獄の底へ。

なにしろ,デジカメに移行してからの写真データは全てそのハードディスクに入れてあったのですから。

外付けHDD

何より,悲しく,半べそ状態になったのは,子どもの写真が消えてしまったこと。
数年間分は,CD-Rなどに保存してバックアップしていたものの,最近はバックアップをさぼっていたのです。

石巻で震災による津波で流され,集められた写真やアルバムをたくさん目にしたのを思い出しました。

辛く悲しく,ため息をつきながら1週間過ごしましたが,KCG京都コンピュータ学院のムツゴロウ電解コンデンサ先生が素敵なソフトを教えてくれました。

Zero Assumption Recovery

http://freesoft-100.com/pasokon/zero-assumption-recovery.html

500Gのハードディスクをスキャンするのに,これまた遅いPC(Pentium4 3GHz)を使ったからか,28時間5分36秒もかかりました。

画像データの検索に引っかかったのが27,270ファイル, もちろん,すべてのデータが復旧できたわけじゃないですが,多くの写真が復活しました!

しかし,ファイルごとのスキャンは有料版が必要なため,多くの写真を整理するのが大変です。
無料版は[Limited demo version] ,ファイル名はもちろん,日付などのデータは復旧しません。

でも,写真を失くしたあの悲しみを思えば大した苦労ではありません。

何はともあれ,万歳!電解コンデンサ先生!

失敗してわかるデータバックアップの大切さ。
震災の経験も踏まえ,今後はハードディスクやCD-RやDVDだけでなく,外部のサーバを使ったバックアップを考えなければいけませんね。

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ICカードを斬る!

通勤用に愛用しているICカードのPiTaPa(クレジットカード付き)が昨日で期限が切れ,今日から新しいカードを使い始めました。

このカード,使い勝手が良いですね。
クレジットカードが付いているので後払い制。
いちいちチャージしなくていいのがGOODです。
JR西にも使えるのですが,こちらで使うにはチャージが必要。
でも残高が2000円を下回ると阪急の自動改札で2000円チャージしてくれる機能もあるのでチャージは不要です。

願わくば,関東のSuicaやPASMO対応改札機でも使えるようになって欲しいところです。

さてさて,お役御免となったPiTaPaちゃんですが,ただハサミを入れて捨てるのはもったいないので,分解してみることにしました。

まず真ん中横一線にカッターで切りこみを入れました。
どうやら,カードのフチはしっかり接着されているようなのでフチを残して開いてみます。

IC3

おぉ,CPUがありました。

IC4

どうやら,CPUは剥がした方にくっついていったようです。
無理に取ろうとしたら,パリパリと割れてしまいました。

IC2

これが全開した写真。
葉っぱ型の銀色のコイルで読み取り機から電磁誘導を利用して電気を受けるそうです。

このICカード,SONYのFeliCa(フェリカ)を利用したものなので,カードにもSONYの文字が隠れています。

IC1

文字が表裏になっているところをみると,製造過程では,カードの裏(土台)が上にかぶせられたようです。

新しいカードには何か新技術があるのかなと開けたくなってしまいますが,新しいカードの有効期限が切れるのは5年後です。

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