あれよあれよと,8月になってしまいました。
ちょっと,賞味期限の切れかかったネタですが,天然エビのお話。
7月1日は京都コンピュータ学院初代学院長,長谷川繁雄先生を偲ぶ閑堂忌で,留学生とともに模擬で冷凍天然バナナ海老を使ったトムヤムクンと海老の塩焼きを出店しました。
なぜ,天然エビを使ったのか?という話です。
この海老を仕入れた会社は,パプアニューギニア海産という会社で,パプアニューギニアから天然エビを輸入している会社です。
このパプアニューギニア海産,実は宮城県の石巻に会社と工場を構えていたのですが,東北大震災の津波で被災し,全壊してしまったのです。
現在,再起をかけて大阪茨木市で頑張っていらっしゃいます。
私は約10年前,青年海外協力隊でパプアニューギニアに行っていたのですが,6月にその関係の仲間から,被災したパプアニューギニア海産の海老を買ってあげてくれとメールが届きました。
そのメールを読んで,思い出したのが,ゴールデンウィークの出来事。
避難所となっている石巻の渡波小学校にボランティアとして,炊き出しをしていたとき,食事をもらいに来たおばさんが,私の名札(青年海外協力隊OBパプアニューギニア)を見て,「そのパプアニューギニアって何?」って話しかけてきてくれたのです。
「以前,青年海外協力隊でパプアニューギニアに行っていたんですよ」という話をすると,「私の勤めていた工場にパプアニューギニアの研修生が良く来ていて,カイカイ(食べる),カウカウ(さつまいも)って,向こうの言葉教えてくれたよ。いつか,パプアニューギニアに行ってみたかったけど,工場もなくなっちゃったから,もう行けないなぁ」というような話をしてくれました。
瓦礫のホコリのため,お互いマスクをつけいていて顔が良くわかりませんでしたが,その話を思い出し,パプアニューギニア海産の方に問い合わせたところ,
「渡波の件涙が出そうになります。そのおばちゃんは、きっと○○さんかなあ?」という返事が届きました。
そんな,こんなの縁あって,天然エビを購入,販売したわけです。
留学生の頑張りもあって,天然エビとトムヤムクンは完売。
でも,儲け度外視の良心価格だったため,利益はほとんどありませんでしたけど。。。。
一般に売られている海老の多くは,養殖で,多くの抗生物質や薬品が使われています。
病気予防だけでなく,大きく太らせるための薬だったり,鮮度良く見せるためにの薬だったり。。。。
詳しくはこちら↓↓↓
http://pngebi.greenwebs.net/?page_id=35
一切,薬は使っていない天然エビ,みなさんも(もう一度),食べてみてはいかがですか?
背わたをとり串刺しに
炭火焼部隊