☆すばるーその2

プラネ

 すばるの季節になりました。東の空から昇ってくるのを眺めると秋深しと感じられます。眼のいい人なら6~7個の星がゴチャゴチャと群がっているのが見られますが、双眼鏡で見るのがいいですね。すばるという言葉は古事記にも出てくる古来の日本語で、語源は統(す)まるといわれています。統まる→まとめる→まとまった星々と転じたようで。一方、すまるとは勾玉という説もあり、この星々には天の勾玉のほうがふさわしいと思っています。
 中国では昴と、ヨーロッパではプレアデスと、ハワイではマカリィと呼ばれてきました。プレアデスは父アトラス(巨人族)と母プレオネ(妖精)の間の7人姉妹、乱暴者オリオンに追いかけられて必死で逃げているところです。聖書にも西遊記にも現れる世界中で親しまれてきた星々です。
 フランスの天文学者シャルル・メシエ(1730-1817)が作った星雲・星団・銀河のカタログ(110個掲載)の45番目にこの天体が載っているので、天文屋の間ではM45といわれます。

 今年の11月祭プラネではすばるをメインテーマにします。創立45周年を祝して

comments

☆連日のノーベル賞

 連日のノーベル賞受賞は2002年の小柴さん田中さん以来です。
昨日の物理学賞は10年以上も前から候補に上がった研究でしたが、今日の化学賞はまったく知らないし内容もクラゲから緑のたんぱく質を発見とは何でしょう。下村さんの発見も40年前のことらしいが、まさかノーベル賞ものとは思っていなかったようですね。
 基礎研究はすぐに役に立たないもので、どうしても評価に時間がかかります。アインシュタインの受賞は光電効果の研究(相対論ではない!)ですが、太陽電池、デジカメ、レーザーなど、実生活に応用されるまで80年もかかっています。何はともあれ、おめでたいことで、名古屋は盛り上がってるでしょう。

平和賞は話題になったことですぐに受賞ということが多いが、あんまりアテになりませんね。

comments

☆祝ノーベル賞

 先ほど【ノーベル物理学賞】素粒子物理学の基礎「標準理論」を築く 小林、益川両氏(産経新聞) – Yahoo!ニュースというニュースがありましたね。
物質は原子から、原子は素粒子から、素粒子はクォークからできていて、そのクォークは6種類あるということをこの人たちは35年前に予言したんです。6種類とはアップ、ダウン、トップ、ボトム、ストレンジ、チャームという変な名前がついていて1995年に6個とも発見された。根源物質の探求に終止符を打った(かな?)のですから、すごいものです。
 これ以上は知りません、ハイ。あとは素粒子研究を目指したすばる☆さんにバトンタッチ。

comments

☆読後感想文

昨日、オブ脳さんから下流大学が日本を滅ぼすという新書を借りて1日で読みました。こういう本は一気に読まないと。初めの2/3くらいは現在の日本の大学がいかに低落したか、さまざまな例が挙げられています。講演のまとめみたいで、もうシッチャカメッチャカです。終りの1/3弱は大学生の親の経済的負担が書かれていて、高校生大学生の子供を持つ世代にはもうたまらん、という感じ。
最後にちょっとだけ職業大学、オンライン大学について述べられていますが、もっと詳しい提案がほしい・・・たぶん続編がでるのでしょう.。
 この著者にKCGのこと知らせてやりたいと思うような本です。

comments

☆都市人口

山陽

岡山から博多まで新幹線沿いの都市の人口です。aaaaとbbbbは人口10万以下の小都市です。これからわかること
・この最近急増したのは福岡でもうじき京都を抜きそう。
北九州は100万を割って微減。
岡山・倉敷が合併したら(しそうもないですが)100万都市になる。
山口県は2大ミリオン都市の谷間である。
山陽地方でさえこんなに集中化が進んでいるのだから、全国的にはもっと激しいでしょうね。若者はどこに集まっているのでしょうか?

今は昔、castorが高校生のころは広島・福岡とも人口50万くらいで、大学も少なかった。

comments

☆京阪電車

再来週から電車の種類はなんとこれだけになるそうです。
快速特急、特急、快速急行、通勤快急、急行、深夜急行、準急、通勤準急、区間急行、普通
もっとも昼間は走らない、昼間しか走らない、京都にはやってこないのもあるようで。
それにしてもこのランク!さっぱりわかりませんね。急行が基準でその上に「特別急行」略して特急が、その下に「凖急行」、略して準急というのが本来の naming でしょう。少なくとも80年代はそうだった。
 K特急はなくなるそうです。Kとは京阪のことかと思っていたら、Kuzuhaに止まらない特急の略という説もあるとか。むかし、急行で八幡町(という時代です)の次は枚方市でした。特急では七条の次は京橋でした。

comments

☆京阪乗る人

 京阪乗る人おけいはんというキャッチフレーズはもうずいぶん前からですね。鴨東線ができる前から大阪に行くには京阪を一番よく使ってきました。
 今月19日から中之島まで延びて、ダイヤも改定され、車両も新しくなるのはいいですが、3つの駅名が変わるのはイヤです。清水五条はまだしも最も違和感のあるのは祇園四条という駅名。四条河原町、四条大宮、四条烏丸、など四条はすべての南北の通の先につけられるというのが京都の地名の原則です。三条や五条は河原町三条、烏丸五条というように下に来ますが、四条は優先される通のはずです。
ただ四条より強い南北の通があり、それは東大路と西大路です。

京都コンピュータ学院 鴨川校,京都情報大学院大学 は京阪出町柳からすぐ

comments

☆10月1日は

10月1日は数多くの記念日になっています。
衣更えの日、赤い羽根の日は昔からありました。特に衣更えは江戸時代からの風習です。香水の日、コーヒーの日、ネクタイの日は販売促進用にできたものでしょう。
土地の日とメガネの日のイミはおわかりですか?えっ、わからん?実は十と一で土、1001はメガネを表す。
ちなみに今日は(もう昨日か)はとうふの日でした、もう理由はおわかりですね。

comments

☆チャンミー 

台風15号が近づいていますね。水、木あたりが危ないようで。
それにしても、このごろなんで大陸上陸ちょっと前になると、直角に曲がってこっちに来るんでしょう。桜坂。さ~ん、なんとかして。。。。

comments

☆昔,地球は暑かった?寒かった?(8)

 第1の波(四大文明)の発生は温暖期が終わり寒冷期に入るころ、まだ第2の波(産業革命)の始まりは小氷期の真っ只中でした。そしてトフラーが第3の波(IT革命)到来を予測したころは氷河期再来が話題になっていました。地球の気温変化の主原因はやはり太陽活動です。小氷期とは日本で言えばちょうど江戸時代に当たるころで、太陽黒点は非常に少なく、西欧では飢饉、疫病、経済恐慌が起こっています。

 地球にはいつも大量の銀河宇宙線(それはわが銀河系内の超新星残骸から、また遥か数億光年彼方の活動銀河核から)が降り注いでいます。それは上層大気を凝結し氷の粒を作るので、対流圏には大量の雲が出来て、地球の気温の低下をもたらします。太陽風(太陽プラズマ)はこの宇宙線侵入を遮る作用をしていますが、太陽活動が低下し太陽風が減少すると、地球に降り注ぐ宇宙線の量が増加します。
  ここでちょっと気になる天文ニュースがあります。太陽風、ここ50年間で最も弱く――寒冷期との関係は?(WIRED VISION) – Yahoo!ニュース 先月は太陽の表面上にほとんど黒点が出現しなかった、したがって、このまま太陽活動が不活発化し続けると、地球は氷河期に入ってゆく可能性が高いということです。

 ところが現在の急速な温暖化は?
太陽の不活発分を補いさらに上回るだけのCO2が発生しているのでしょうか?
ここ十数年の温暖化は一時的なもので、地球史的にはマイナーな現象なのでしょうか?
答えは2050年になってみないとわからないので、このシリーズはこれで終わります。

第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回

comments