日本に職業大学を

下流大学が日本を滅ぼす! (ベスト新書 192)

久しぶりにこの手の本を読みました。著者は「下流社会 新たな階層集団の出現」や「下流社会 第2章 なぜ男は女に“負けた"のか」で有名な三浦展です。
  この著者はかなりすばらしい。「大学は同世代人口の20%でよい」とか,「あとの70%は短大,専門学校,高等学校も含めて職業大学にするべき」と言っています。
 15歳で,学習内容修得度試験を受験して,それで20%以内のひとだけが大学に入る。そして浪人は3年までつまり18歳(中学6年)まで許される。そして,はじめから大学に行かない人は職業大学に入る。こうすれば無意味な高校もいらないというわけです。
 これはいい考えですね。異論があるとすれば,私は中学校を5年制(戦前の旧制中学)にして,17歳で振り分けるべきだと考えます。旧制高校との違いは職業選択のことを考えさせること,いわゆるキャリア教育をするのです。
 いずれにしても,高等学校も含めての学校教育制度を変更しないと大学問題は解決しないと言うのがこの著者の主張です。
 私もKCGで教えていると高等学校が制度疲労を起こしているように思えてなりません。KCGには高校中退者が大変よく勉強したりするのです。高等学校の勉強が暗記中心でいやになり,中退するような方がKCGに入学すると生き生きするんですね。ついでながら,この著書の取材の手伝いをした方の一人は中卒(高校中退者)であることが後書きで明かされます。
 やはり,最後には京都コンピュータ学院に入学しようと言いたくなりますね。

【参考】
京都コンピュータ学院 | オープンキャンパス

大学中退者,中退予定者にお勧めです
京都コンピュータ学院 | KCG News | 進路変更をお考えの皆さんへ:大学,短期大学,専修学校,高等専門学校の中退者対象,「高度専門士号取得3年半支援プラン」のお知らせ

京都情報大学院大学 | 入学説明会

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