フランス語の疑問を解く「中級フランス語 あらわす文法」

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 京都大学の東郷雄二先生といえば,フランス語学のトップクラスを行く先生です。私は大学院生の東郷先生の「言語構造論」の講義を聴講していました。最近,そのころの資料を読み直して,納得することがたくさんあります。私は,ドイツ語文法の影響を受けすぎているせいか,フランス語まで格文法で考えてしまいます。
 さて,この本は東郷先生が白水社の雑誌「ふらんす」に連載していた記事のリメイク版です。冠詞の解説はかなり秀逸ですが,最近は私なりの解釈もするようになってきたので,東郷先生に相談に行こうかと思っています。
 時制の部分もなかなかいい解説です。フランス語の時制の多さにはいやになりますよね。もっとも私はほとんどの時制をマスターしていません。複合過去は過去分詞の暗記でどうにかなり,現在形のマスターがやっと。そういう人もこの本を読めばすっきりします。

目次

1章 モノとコトをあらわす:冠詞と名詞のはたらき
2章 ヒトとモノをあらわす:人称代名詞と指示代名詞
3章 時間をあらわす:時制の話
4章 言いたいポイントをあらわす:語順と主題・焦点
5章 出来事や行為をあらわす:動詞と態
6章 現実ではない世界をあらわす:条件法と接続法

 

 

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