コンピューター化で雇用が二極化「10年後に食える仕事、食えない仕事 」

 米マサチューセッツ工科大学(MIT)のデービッド・オーター教授が執筆した論文で、オートメーションやコンピューター化によって、以下のように変化したそうです。

・世界中で高学歴の人に対する需要は高まった
・未熟練労働者に対する需要は高まった
・中間レベルの教育やスキルの人への需要が低下した

【出典】
コンピューター化で雇用が二極化、中間スキル層が犠牲に=米調査 | ビジネスニュース | Reuters

以下の本でも詳しく書かれています。

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【詳細目次】
目次

はじめに─正しい航海図を持とう

1章:いま、何が起きつつあるのか  
新卒採用のグローバル化  
サービス業の海外移転  
事業再編にともなう中高年クビ切り

2章:「日本人メリット」で食える仕事の条件  
独自カルチャー依存  
チームワーク&サービス チームワーク力 サービス力  
信用&コミュニケーション  
ハイレベルな日本語  
国による参入規制 ヒトの流入規制

3章:各エリアの職業とその特徴
「重力の世界」─重力のように収斂されるエリア
「無国籍ジャングル」─世界中の人がライバル
「ジャパンプレミアム」─日本人らしさで生き抜く
「グローカル」─日本市場のプロとして

4章:判定チャート─10年後、あなたの仕事はどうなるのか?
【Q1】公務員・議員だ(国による決定的な参入規制がある)
【Q2】日本語ネイティブでないと成果が出ない職業だ
【Q3】日本の伝統的なカルチャーを扱う職業だ
【Q4】日本独自の商慣習、雇用慣行がカギを握る職業だ
【Q5】日本的なチームワーク、サービス精神が強みとなる職業だ
【Q6】高度な技術の組織的蓄積がある
【Q7】同じ日本人としての信用と相互理解が決定的に不可欠な職業だ
【Q8】職務遂行に高度な知識や資格が必要だ
【Q9】知識集約的で、生来の才能と無限に挑戦する努力が不可欠な職業だ
【Q10】IT技術により世界中どこでも場所を選ばずできる職業になった
【Q11】一次・二次産業で高い技術力は必要なく、時間の制約もない職業だ

5章:10年後の生き残りかた  
エンジニア系  
セールス系  
バックオフィス系

6章:10年後の「日本人の雇用」
(1)「無国籍ジャングル人材」の優遇
(2)経済的規制の撤廃
(3)“負の雇用貢献税”で雇用を国内化する
(4)単純労働者はギリギリまで受け入れない
(5)「負の所得税」による再配分
(6)政治のリーダーシップで雇用を守る

おわりに─「頼れるのは自分だけ」の社会で

 

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デジタルTVとソーシャルメディアとクーポン連動

 京都情報大学院大学のeコマースの諸手法を担当していますが,最近の話題を取り込むのが大変です。

参考書は以下のものをつかって、eラーニングで授業しています。

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この中でも、最新の話題にするのが大変だったのが以下のテーマ。 ・Web 2.0  第4の波もテーマに取り込んでいる。 ・ソーシャルメディア  本学大学院の学生はFacebookはほとんど強制的につかわせることによって、ソーシャルメディアを体験してもらっています。それとeコマースとの対応を教えています。 ・電子決済  このテーマだけで半期の授業ができるぐらい、複雑です。最近、交通系も加えて大幅に少しだけアップグレードしました。

 そして、ついに、ソーシャルTVとeコマースの連動を取り上げる必要がでてきました。

CES2014のレポートで、特に事例③:「クーポン/ポイント連動」を見てください。

セカンドスクリーンサミット@CES2014レポート――西村真里子(バスキュール プロデューサー) #宣伝会議 | AdverTimes(アドタイ)

 ここで、とりあげている企業です。 Home | Viggle

 国内事例としては、Pontaポイントがたまる無料アプリ を大前提として視聴者が参加したくなるテレビ番組(インベーダーゲーム)をつくったものがあります。 MISSION 001~みんなでスペースインベーダー~:テレビ東京

 それ以外に、はじめて知ったO2O2Oというものがあります。

メディアコンテンツから始まるO2O2Oの可能性 | AdverTimes(アドタイ)

 Wikipedeiaにも解説はありません。 O2O (1)Online to Offline (2)Offline to Online のふたつがあると解説されてます。 一般的には(1)のほうが普及しているO2Oですが、(2)のO2Oもあります。 (1)を“Mobile to Action”。 (2)を“Media to Mobile”と呼んでもいいでしょう。

 事例があります。 O2O2O施策

【入学しよう】 入学説明会 | 京都情報大学院大学

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第四の波 その13 ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

 第四の波「ハイ・コンセプト」に関して,KCGブログも新しくなったので,まとめ直します。まず,この本はアルビン・トフラーの「第三の波」以来の力作です。しかるに,日本でははやっていません。「プレゼンテーションZEN」など,本書を元にした著書も生まれています。この本の内容は,人類の将来を暗示ではなく,明示しています。以下のリンク集を見てください。 英語Kindle版

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英語原著版

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日本語版

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ドイツ語版

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【目次】 第1部 「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)」の時代(なぜ、「右脳タイプ」が成功を約束されるのか これからのビジネスマンを脅かす「3つの危機」 右脳が主役の「ハイ・コンセプト/ハイ・タッチ」時代へ) 第2部 この「六つの感性」があなたの道をひらく(「機能」だけでなく「デザイン」 「議論」よりは「物語」 「個別」よりも「全体の調和」 「論理」ではなく「共感」 「まじめ」だけでなく「遊び心」 「モノ」よりも「生きがい」) 第四の波 その1 | オブ脳@kcg 第四の波 その2 | オブ脳@kcg 第四の波 その3 | オブ脳@kcg 第四の波 その4 | オブ脳@kcg 第四の波 その5–A Whole New Mind Audio Book | オブ脳@kcg 第四の波 その6 ビデオ発見! | オブ脳@kcg 「第四の波」 その7 中国語版 | オブ脳@kcg 第四の波 その8–プレゼンテーションzen | オブ脳@kcg 第四の波 その9 中国語版を入手 | オブ脳@kcg 第四の波 その10 | オブ脳@kcg 第四の波 その11 | オブ脳@kcg 謹賀新年,第四の波! その12 | オブ脳@kcg

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第4の波 Kindleでも読めます。

第4の波 Kindleでも読めます。

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謹賀新年,第四の波! その12

IT業界激動の2010年でした。アルビン・トフラーの言っていた「第三の波」が終わり,ダニエル・ピンクのいう「第四の波」がやってきたことをひしひしと感じます。

★3つの危機
・アジア…もはや,中国はアジアではなく,東南アジアやインドなどの人たちに仕事を奪われますよということです。
・オートメーション…コンピュータでできる仕事は人間には仕事がありません。クラウドコンピューティングでサーバ管理者がいらなくなってきていますね。教科書読み上げるだけの授業では教師もおわりですね。ハーバード「白熱講義」はすごかったですね。あれくらいでないと人間として残れないですよ。
・豊かさaffluence…DVDでハーバード大学の講義が受けることができるんですよ。

★6つの感覚
 やはり,ものを売り込むにもプレゼンするにも6つの感覚が重要ですね。
・デザイン…これは設計も含めて、よいデザインが重要です。みんなが普通にDTPできる時代なんですよ。
・ストーリー…かならずストーリーがはっきりしている必要がありますね。UML書く場合も「シナリオ」を書いてユースケースを書きますね。
・調和(シンフォニー)…Adobe CS5って,シンフォニーの一形態ですね。個別ではなくシンフォニーなんですよ。だって,交響曲を楽章ごとに売ることはないですね。
・共感(エンパシー)…共感を得られるプレゼン,共感をえられる授業,共感をえられる商品やサービス。むずかしい!。
・遊び心…楽しく仕事。しかし日本人は仕事と遊びの区別をつける人が多すぎますね。
・やりがい…やりがいのある仕事なら給料が安くもいいのですよ。現在ではやりがいもなく給料の低い仕事,いやいや仕事があるだけまし。これではいけません。

 ということで今年のIT業界を予想しましょう!
クラウドコンピューティングがすすんで業界全体は,曇りから雨になるのではないでしょうか? 
 Office 2010やAdobe CS5などのスーパーソフトを完全に使いこなす人が現れて,ビジネスで成功する人が出てくるのではないでしょうか? これらは6つの感覚にすぐれていますので,第四の波にぴったりです。
 モバイル機器と電子書籍が結びついて,新たなビジネスが生まれるでしょう。とりわけ電子書籍は2014年までが勝負のようですね。
 ということで,私はここには含まれていない多言語化や国際化の方向性を探ります。特に中国語化の勉強にがんばります。

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第四の波 その11

 今月は「第四の波」でかなり語りまくりました。

・2010年6月29日(火) 京都情報大学院大学キャリア強化科目概論の授業で,私のゼミ紹介の中で「第四の波」を紹介。
・2010年7月3日(土) 閑堂忌の校友会で10分スピーチで「第四の波」とIT不況の関係を語りました。
・2010年7月10日(土) オープンソースカンファレンス2010 Kansai@Kyoto (オープンソースの文化祭!)のライトニングトークでついに語りました。5分間で「第四の波」をアピール。
・2010年7月11日(日) 情報教育学研究会第242回IEC研究会でまたもや発表しました。

 電子書籍の潮流,フリーエージェントという流動的な労働力,ストーリーやデザイン重視の学習コンテンツへの流れなど,第四の波を感じるばかりですね。

OSC Kansai 2010ライトニングトーク

図 写真は”A Whole New Mind”の原著(英語),日本語版,ドイツ語版,中国語版
OSC Kanasai@Kyoto

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第四の波 その5–A Whole New Mind Audio Book

A Whole New Mind: Why Right-Brainers Will Rule the Future

すっかり「第四の波」であるA whole new mindにはまっています。ついにAudio Bookを買って,入手しました。ただの朗読なんですが,英語の勉強になると思って聞き始めています。

【ブログ内参照】
第四の波 その4 | オブジェクト脳@kcg
第四の波 その3 | オブジェクト脳@kcg
第四の波 その2 | オブジェクト脳@kcg
第四の波 その1 | オブジェクト脳@kcg
第三の波 | オブジェクト脳@kcg

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第四の波 その4

A Whole New Mind: Moving From The Information Age To The Conceptual Age

 第四の波コンセプトを生成することなんです。日本語版では「ハイ・コンセプト」ですが,原著では”A Whole New Mind”となっており,サブタイトルがハードカバー版とペーパーバック版で異なるようです。
ハードカバー版は“Moving From The Information Age To The Conceptual Age”,つまり「情報化時代からコンセプト時代への移行」となっています。
一方,ペーパーバック版は“Why Right-brainers Will Rule the Future”,つまり「なぜ右脳型人間が将来を支配するのか」 です。読者層の違いを意識しているのでしょうね。

The Six Senses
1 Not just function but also DESIGN
2 Not just argument but also STORY
3 Not just focus but also SYMPHONYy
4 Not just logic but also EMPATHY
5 Not just seriousness but also PLAY
6 Not just accumulation but also MEANING

【原著】
A Whole New Mind: Moving From The Information Age To The Conceptual Age: Daniel H. Pink: Amazon.co.jp: 洋書…ハードカバー版
Amazon.co.jp: A Whole New Mind: Why Right-brainers Will Rule the Future: Daniel H. Pink: 洋書
…CDオーディオ

【ブログ内参照】
第四の波 その3
第四の波 その2
第四の波 その1
The World is Flat

【参考】
この本は以下の講義で紹介されいます。
京都情報大学院大学 | eラーニングビジネスにおけるインストラクショナル・デザイン
京都情報大学院大学 | 入学説明会

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第四の波 その2

まずは,第四の波に至るまでの有名書籍をまとめてみました。

「第三の波」
第三の波 (1980年): アルビン・トフラー…ハードカバー版
第三の波 (中公文庫 M 178-3): アルビン・トフラー, 徳岡 孝夫…文庫本
第三の波 (1982年) (中公文庫): A.トフラー, 徳岡 孝夫…文庫本
The Third Wave: Alvin Toffler: Amazon.co.jp: 洋書…原著です。

「コミック版の第三の波」
第三の波〈1〉 (中公コミック): アルビン トフラー, 小沢 さとる
第三の波〈2〉 (中公コミック): アルビン トフラー, 小沢 さとる
第三の波〈3〉 (中公コミック): アルビン トフラー, 小沢 さとる, 七瀬 カイ

「メガトレンド」
メガトレンド: ジョン・ネイスビッツ, 竹村 健一
Amazon.co.jp: Megatrends: Ten New Directions Transforming Our Lives: John Naisbitt…原著です。

「ネクスト・ソサエティ」
ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる: P・F・ドラッカー, 上田 惇生
Managing in the Next Society: Peter Ferdinand Drucker: Amazon.co.jp: 洋書…原著です。

「フラット化する世界 初版」
フラット化する世界(上): トーマス・フリードマン, 伏見 威蕃
フラット化する世界(下): トーマス・フリードマン, 伏見 威蕃

「フラット化する世界 増補改訂版」
フラット化する世界 [増補改訂版] (上): トーマス フリードマン, 伏見 威蕃
フラット化する世界 [増補改訂版] (下): トーマス フリードマン, 伏見 威蕃
 原著は以下の記事を参照してください。
The World is Flat

【ブログ内参照】
第四の波 その1

【参考】
なぜか以下の講義で紹介されいます。
京都情報大学院大学 | eラーニングビジネスにおけるインストラクショナル・デザイン
京都情報大学院大学 | 入学説明会

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第四の波 その1

 私はこのブログで,アルビン・トフラーの「第三の波」を紹介しました。

この本は,情報化社会について述べた原典ともいえる書籍です。
・第一の波=農耕社会
・第二の波=工業化社会
・第三の波=情報化社会

 私は,「第三の波」という記事で,「すでに,情報化社会になっているのに,日本では工業化社会の論理がまかり通っています。たとえば学校制度もその一つではないかと思います。本書をとおして学校教育も第三の波のなかでどうするべきかを考えるのもいいでしょう。」と述べました。 でも第三の波でさえ,もう古いというのです。
 まさか,第四の波なんですか? そうなんです。昨日,第四の波に相当する本を買って読んでいるうちに寝てしまいました。その第四の波のポイントはなんと,右脳なんです。右脳が何をするんでしょうか?
 つづく。
 
【参考】
第三の波 (中公文庫 M 178-3): アルビン・トフラー, 徳岡 孝夫: Amazon.co.jp: 本

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