四川大地震 復興支援募金活動

支援募金

京都コンピュータ学院京都情報大学院大学で学ぶ
中国人留学生たちが,四川大地震の被災者のために,三条大橋付近で,
募金活動を行いました。
募金活動には,近隣の大学の留学生や,KCGグループの日本人学生も参加し,
同時に「愛,国境を越える」と書いた白布にメッセージを書き込んでもらいました。

私も,少しだけ手伝いに行ってきましたが,
留学生たちは,本当にがんばっていました。
通りかかった多くの方々から,たくさんの善意が寄せられ,
本当にうれしそうでした。
中には,「がんばってください」と声をかけてくださる方や,
車の中から募金してくださる方も。
本当に,ありがとうございました。

募金活動は,明日,明後日も同じ三条大橋付近で行っています。
また,京都コンピュータ学院京都情報大学院大学の各校舎でも
募金箱を設置して,支援を募る予定です。
集まった募金は,日本赤十字を通して,現地に送ります。

どうぞ,皆様のご協力をお願いいたします。

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なぜ無人島?

G.Wで火曜日が祝日続きで、久々の授業。
今日は14課~20課の復習(初級は全50課)でした。

「~ています」の練習で、
『いま、2028年です。あなたはどんな生活をしていますか』
と20年後の生活を想像?して書いてもらったら、
みんな「大きくてきれいな家に住んでいます」「自分の会社を持っています」と、
うんうん、という感じだったのですが・・・、
一人Zくんだけ、
「無人島に住んでいます。毎日果物だけ食べています。
女の人がいませんから、結婚していません。
早く島から離れたいですから、船を作っています。」

・・・?
なぜ、無人島に・・・?
Zくん早く帰って来てね・・・。

別の練習では、大阪で有名な場所を聞かれ、
『水族館(海遊館)』の説明をしたら、
説明が悪かったのか、
「釣りはできますか?」「魚を食べることができますか?」と・・・。
確かに、「魚がたくさんです。」とは言ったが・・・。

京都日本語研修センター(KJLTC)
京都コンピュータ学院

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新入生たち

京都日本語研修センターにも,
新入生たちがやって来ました!

来日したばかりは,まだまだ緊張気味だった
新入生たちも,1週間ほど経過し,
だんだん緊張もとけてきたようです。

今期は私は初級クラスを担当。
まだまだわかる単語も文型も少なく,非常に限定された中ですが,
みんな積極的&熱心なので,
休み時間はけっこう会話がはずんでいます。

昨日は,「~ませんか」「~ましょう」という,
人を誘う言い方を覚えました。
Eさんは,「先生,いっしょに北京に行きませんか。
わたしは,ガイドします。」と誘ってくれました。
いいな。いつか,みんなの母国を訪ねたいな。

Cくんは,テレビ大好き。
毎日,テレビを見ているそうです。
でも,まだ日本語はあまりわからないので,
主に歌番組を見ているそうです。
いっぱい勉強して,ドラマやニュースもわかるようになろうね!

京都日本語研修センター(KJLTC)
京都コンピュータ学院

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卒業式

KJLTC卒業式

今日、京都日本語研修センター(KJLTC)から、
学生たちが巣立っていきました。
写真は、クラスの学生たちと。

もう、この学生たちといっしょに授業をすることはないんだな・・・
と思うと、さびしくもあるけれど、
みんな、しっかりと挨拶をしてくれて、
こんなに日本語が上達したんだ・・・
と、誇らしくもありました。

「来世があったら、また先生の学生になりたい」と
言ってくれたCくん、
泣き虫のTさん、
明るいのにすぐにすねてしまうOくん、
口は悪いけれど、ほんとは優しいSくん、
それから、みんなみんな・・・。

卒業生代表挨拶で、Hくんが言ってくれたように、
「千里の道も一歩から」。
みんな、やっと日本で自分の将来に向けた勉強を始める
準備ができたところ。これからが本当のスタートです。

わたしは、みんなが、いつでも帰ってこられる場所でありたいです。

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春よ来い はーやく来い

京都日本語研修センター(KJLTC)では、今日から期末試験に入り、
来週には、京都コンピュータ学院よりも一足早く、
卒業式を迎えます。

なので、「日本文化」の授業は、今週が最終回でした。
毎回、和歌を一首ずつ紹介してきたのですが、
最後は、和歌のほかに、わたしの大好きな俳句もあわせて
紹介しました。

梅一輪 一輪ほどの あたたかさ

今の季節にぴったりです。
今日も京都は雪が降っていましたが、
そろそろ春の兆しも見え始めています。

ちなみに、今週のテーマは
「日本の伝統的な遊び」ということで、
けんだま、お手玉、コマまわし、紙相撲に挑戦しました。
Tくんは、けんだまに夢中になり、
「どこで売っていますか?」と言うので、
プレゼントしました。
ぜひ、中国に一時帰国するときには、お土産に持っていってね。

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タンチョウ

釧路湿原のタンチョウ

この寒い中、姉が北海道を旅してきたそうです。
なんでも、たまったマイルの期限間近だったとか。
帯広、網走、釧路。

写真は釧路湿原のタンチョウ。
兄の一眼レフをかついでいった甲斐もあったようです。
他にもいい写真がたくさんあって、
いいなあ・・・と。
でも、根性がないと、こんな光景は見られないんですよね・・・。

寒いのは、苦手なので。。。

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春節

春節ギョウザ

今年の春節は2月7日だそうで、
今日は大晦日にあたります。
中国では、大晦日にギョウザを食べるそうです。
地方にもよるみたいですが。
無病息災を願うそうで、日本の年越しそばみたいなものですね。

で、一足早く、京都日本語研修センター(KJLTC)では、
2月1日に、恒例の春節ギョウザパーティーを行いました。
KJLTCのギョウザは、皮から手作り。
朝から、皮をこね、白菜を刻み、と大忙し。
今年の「料理長」は、中国では調理師として働いていたという留学生。
本格的です。

いつもは、KJLTC内での行事なのですが、
今年は、京都コンピュータ学院京都駅前校で実施。
学生のみなさんにも、食べてもらいました。
で、評判は上々。
もっちりした皮としっかりの具で、食べ応えも抜群。
お昼休みには、行列も。
あまりの人気ぶりに、あわてた留学生たちは、
ひたすら黙々とギョウザを作り続け・・・。
でも、もちろん、食べる方もしっかり食べましたよ。

新しい年も、いい年になりますように!

京都日本語研修センター(KJLTC)

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新俳句

今日の「日本文化」の授業は,「新俳句」。
「お~いお茶」のパッケージに載っているあれです。
留学生たちもがんばって新俳句を作り,
応募する予定。今日は,練習で,いろいろ試行錯誤しました。

新俳句は,普通の俳句と違って,季語などはいらず,
五七五のリズムにさえのっていれば,
自由にのびのび作れます。
でも,留学生にとっては,知っている語彙を使って,
その「五七五」という短い音の中に言葉を入れるのが
かなり大変。
なかなかうまくできません。

で,今日の宿題は,一週間の間に,
自分の身の回りのことなどを改めて観察してみて,
新俳句のねたになりそうなことを探してくること。
本当にささいなことを,情景が目に浮かぶように
作れたら・・・。
来週は,応募作を作る予定です!

京都日本語研修センター(KJLTC)

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淡路島

水仙

淡路島・州本温泉へ行ってきました。
温泉が主目的なのですが、
実は、以前からひそかに、淡路島の水仙郷へ行きたかったのです。

天気予報は曇~雨で、心配していたのですが、
幸い、雨には降られず、
水仙もしっかり楽しめました。
満開は、まだこれかららしいのですが、
今でも十分に楽しめました。
写真は、黒岩水仙郷。
水仙の香りでいっぱいでした。

淡路島は、線香の産地で、国内の線香の7割が
淡路島で生産されているそうです。
で、線香(お香)作りも体験!
線香の主成分は木の皮の粉で、
椨(たぶ)という木が使われることが多いそうです。
意外な奥深さに、これから線香を見る目が変わりそうです。

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新学期

年も明けて、京都日本語研修センター(KJLTC)でも新学期が始まりました。
風邪をひいたりしていた留学生もいるようだけど、
今日は全員元気な顔を見せてくれました。

日本語の教科書は、初級・中級のころは、
読解本文のテーマなんかも日常的な話題が多く、
文法や語彙の知識を増やしながら、楽しく読む、という感じだったのですが、上
級ともなると、テーマも内容も難しくなってきます。
(英語の教科書なんかでも、中学1年と高校3年ではだいぶ違いますよね。
そんな感じです。)

今日のテーマは「エネルギー問題」。
地球温暖化の話などは、わりとよく出てきて、学生にも知識があるので
話しやすいのですが、今日は原子力発電所の問題でした。
安全性とか、チェルノブイリの事故のこととか。
日本語の読解や文法の説明もするのですが、テーマに沿った補助教材や
新聞記事などの生教材も使って授業を進めています。
先生も日々勉強です。

出身国によって、状況や考え方も違いますが、
留学生たちは、それぞれ、しっかりとした意見を言ってくれます。
彼らはもちろんもう大人なので、たとえ初級の学生でも、
自分の考え方をきちんと持っています。
でも、それが日本語ではなかなか表現しきれない。
上級クラスくらいになると、やはりかなり自分の考えをきちんと
伝えられるようになります。
そんな彼らを見ていると、頼もしいなあと思います。

卒業まであと2ヶ月。
それぞれの未来につながるように、
楽しく勉強できたらいいな。

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