19日(火),北海道トマムで開催される太平洋島サミットのために来日したパプアニューギニアのマイケル・ソマレ首相の来日記念レセプションに出席してきました。
ちなみにソマレ首相は,1975年にパプアニューギニアが独立したときの初代首相で,最高額紙幣の50キナに肖像が印刷されている人物です。
1975年~1980年,1982年 ~1985年,そして2002年~現在までパプアニューギニアの首相を務めています。
野党に下ったり,首相に返り咲いたりを繰り返しているものの,これだけ長く1国のリーダーをしている人はあまりいないでしょう。
今回,KCGからパプアニューギニアのゴロカ大学へ中古パソコンを寄贈したことを報告するのが目的でした。
2005年にもソマレ首相が来日したときも個人的にレセプションに参加しているのですが,ソマレ首相は今年で73歳になられるとのことで,さすがに首相も年を召したなという感じでした。
今年,今までビルに賃貸で入っていたパプアニューギア大使館を目黒に建設するとのことで,そのお祝いもあり前回よりも盛大でした。
おかげで,首相の奪い合いが激しく(笑),なかなか話すことができませんでした。
話したのもほんの少しでした。。。
写真を撮るにも,おばちゃんが入ってきて話し始めて。。。。
いやぁ,大変でした。
何とか首相と話ができたし,マウエ駐日大使にはさらに突っ込んだ話ができたので,満足です。大使はKCGのことを御認識いただいていて,45周年記念式典には参加できなかったものの(ドレウェイ一等書記官が参加),次回は大使自ら参加いただけるとおっしゃっていただけました。
パプアニューギニアは,資源大国で銅,石油,金,天然ガス,木材などが取れます。
2013年からは日本へ天然ガスの輸出を始めるそうです。
中東などある偏った一地域へのエネルギーや資源の依存を避けるため,日本にとってもパプアニューギニアは大切な国になっていくのかも知れません。
しかし,豊かな大自然が残るパプアニューギニアへの環境への影響がされるし,ただでさえ治安のよくないパプアニューギニアにとって一部の利権をつかんだ人たちとそうでない人たちの貧富の格差は,更なる治安の悪化も懸念されるところです。
何はともあれ,パプアニューギニアと日本の距離が近づくのはいいことですね。
その一翼を,KCGの海外コンピュータ教育支援活動が担えればと思っています。
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