「死者の書」~川本喜八郎の世界~

死者の書 [DVD]

ども、夏休みなので一日中、太ちゃんにメロメロなサスペンダーです。

どこも行かないので、撮りためたビデオでも観ようかと思って探してみると、
「死者の書」を見つけました。

これは、折口信夫の「死者の書」を川本喜八郎が映像化したものです。
川本喜八郎は、日本を代表する人形アニメーション作家で、これまでにもNHKで放映された人形劇三国志の人形制作を手掛けるなどしています。
僕が中国史に興味を持ったのも、実はこの人形劇三国志でした。
それから、川本喜八郎の人形の世界に興味を持ち、この「死者の書」に出会いました。

物語は、非業の最期を遂げた大津皇子の亡霊と、藤原南家の郎女の話です。
大津皇子は天武天皇の第3皇子で、次期天皇の噂まであった人物ですが、謀反の罪で処刑されてしまいました。

百伝(もも)伝ふ 磐余(いわれ)の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ

大津皇子が最後に詠んだ歌です。

一方、藤原南家の郎女は、奈良の当麻寺に伝わる中将姫伝説がもとになっています。

とにかく、難しい話です。
解説がないとわからないくらいです。
とくに、言葉が奈良時代(平城京)のころの言葉なので、難しい。
でも、映像は綺麗で幻想的でした。

人形の動きをみているだけで面白いです。

是非、一度ご覧ください。

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