香乱記3

ども,台風でも,自転車通勤のサスペンダーです。

だって,歩いても濡れるでしょ。しかも汗かいて内からも濡れるでしょ。
でも,風は怖いです。気をつけましょう。

さて,香乱記も3巻にはいり,いよいよ項羽の本領発揮です。

香乱記3

秦の章邯も強いですが,項羽の強さは違いますね。
結局,その強さ故に天下をとれなかったわけですが。
人間は驕りたかぶると,人を見下してしまいます。
鴻門の会で項羽が劉邦を亡き者にしていれば,また違った歴史になっていたでしょうね。
おっと,歴史にifはダメですね。
同じようなことが三国志でもありましたね。

さて,主人公は斉の田横ですが,斉は秦を攻撃していた楚に対して組していないので,(正確にいうと,項羽が実験を握るまではちょっとは関わっていたんですが)歴史上にはあまりでてきません。
しかし,4巻では劉邦(漢)が統一に向かうので斉も絡んできます。
はてさて,この後どうなるのでしょうか?
(楚漢戦争をご存知の方なら,最後田横がどうなるかはご存知だと思いますが,言わないでくださいね。)

それでは。

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もうすぐ100万

999999の人、1000000の人はキャプチャーして〜!

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香乱記2

ども,フレッシュマンキャンプは見事に晴れて,雨男返上のサスペンダーです。

18日から19日にかけて,フレッシュマンキャンプに参加しました。
もちろん,フレッシュマンとしてではなく(当たり前か),引率(担任)としてです。

さて,フレッシュマンキャンプのお楽しみと言えば,イベントや食事などいろいろあるわけですが,僕は密かに寝る前に本を読むのが楽しみです。
というわけで,引き続き宮城谷昌光著,香乱記2(新潮文庫)を堪能してきました。
結局読み終わったのは,翌日20日の電車の中でしたが,FCでも堪能しました。

香乱記2

今回は2巻(全4巻)で,時代が大きく動き出したところでした。
どちらかというと,主人公田横の動きではなく,始皇帝が亡くなって,秦滅亡へのカウントダウンといったところでしょうか。
群雄が並び立つので,これまたややこしい時代です。
陳勝呉広の乱から,張耳と陳余,秦の章邯,盗賊の彭越,鯨布,そして項梁などなどいっぱい出てきました。
王としてたった一人に,田横の従兄の田儋がいるわけです。ちなみに,田儋は斉王です。

いや~時代が面白くなってきました。

田横はどのように,この時代を乗り切るのでしょうか?
3巻が楽しみです。

それでは。

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香乱記1

ども,そろそろ炬燵を片付けようかと思っている,サスペンダーです。

だいたい,毎年GWに片付けるんですが,今年はズルズルと今にいたります。でも,梅雨に入ったら寒い日があるかもとか思うと,もう少し先延ばしもアリかなと思います。

さて,GW明けから読み始めた,宮城谷昌光著 香乱記(全4巻)ですが,1巻を読み終わりました。

香乱記1

面白い。グングン引き込まれてしまいます。
主人公は,楚漢戦争時代の田横という人物です。
田氏と言えば,斉の王族です。
ですから,田横も王族の一人です。曽祖父が斉王です。
と言っても,田横の時代はすでに秦なので,王は存在しません。
皇帝と,群の官吏が存在するだけです。

1巻を読み終えて,面白い!と思うのですが,同時にややこしい!とも思います。というのも,田氏が多すぎるのです。
出てくる田氏は,田横,田儋,田栄,田解,田光,田既,田角,田間,田吸といった感じで,これが全員味方というわけではなく,敵だったりするわけで,あれ?とか思います。ちなみにこれ以降も田氏は出てくると思われます。1巻では登場していませんが,少なくとも田広という人物がいます。田栄の子供だったような。

さて,これからどのように物語が進んでいくのか,田横はどうなるのかなど気になるところがいっぱいです。
今晩もちょっとだけ読んで寝ようかな~。

それでは。

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呂后

ども、GWも今日で終わりのサスペンダーです。

6日(金)のKCGは、4月29日(金・祝)の振替でお休みですが、実は平日なので彦根総合高校の授業があります。なのでサスペンダーは出勤です。

さて、GWに入る前に読んでいた本があります。
塚本 靑史著 「呂后」です。

呂后

この本は、4つの話からできています。
1呂后
2朱虚候(劉章)
3淮南王(劉長)
4周亞夫
です。

呂后は劉邦の皇后で、中国三大悪女(他に則天武后、西太后)とも言われるほどの人物です。
劉邦亡き後、呂氏繁栄のために力を注ぎました。
しかし、その呂氏も呂后亡き後は、陳平や周勃などに粛正されました。
その時活躍したのが、次の主人公である、朱虚候(劉章)です。
劉章は、劉邦の長男である劉肥の次男です。
彼の奥さんが、唯一生き残った呂氏でした。
しかし、劉氏である彼や彼の兄は次の皇帝(第5代)にはなれず、
皇帝の座に座ったのは、呂氏殲滅には関わらなかった、劉恒(劉邦の子)でした。
もちろん、劉章は快く思わなかったでしょう。
そして、もう一人その事実を快く思わなかったのが、劉邦の末子であり、次の主人公である淮南王 劉長です。
彼は、皇帝の弟として傲慢な振る舞いの末、反乱を企てたとしてとらえられ、流刑の途中死んでしまいます。
その後、皇帝が変わると大臣たちも一新され、地方王の勢力を削ぐ政策がとられその結果、地方王による大規模な反乱が起こります。「呉楚七国の乱」です。
その乱終結に活躍したのが、次の主人公 周亞夫です。
彼は、呂氏殲滅の際活躍した、周勃の次男です。
周亞夫は結局、丞相まで出世しましたが、皇帝との意見の違いや、皇太后などに恨まれ、謀反の罪で投獄され殺されてしまいます。

とこういった具合に主人公を変えながら時が流れて行きます。
この時代は、あまりクローズアップされる時代ではないのですが、
権力者が変わるたびに、何かしらドラマがあります。
歴史小説はこういった歴史に埋もれているドラマを我々に教えてくれるものです。

実は、この呂后の前から塚本 靑史の本を3冊読みました。
「始皇帝」
「項羽 騅逝かず」
「凱歌の後」
です。
この、「呂后」で、秦→楚漢戦争→漢(初頭)までを一気に読んだことになります。
この後は、武帝時代の「霍去病」、「霍光」、を経て「王莽」へと続き、「光武帝」と時代が流れて行きます。
「霍去病」、「霍光」、「王莽」は既に読んだので次は「光武帝」といきたいところです。
がしかし、次は楚漢戦争を別視点からとらえた宮城谷 昌光 著「香乱記」(全四巻)です。
いつ、読み終わるんだろうか?

あっ、おすすめ度は、
★★★です。
登場人物が多いし、入れ替わりが激しいのでちょっと難しいです。

それでは。

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