始皇帝

ども,本は新品にこだわりたいサスペンダーです。

どうしても,手に入らない本があるんです。
「項羽  騅逝かず」 塚本靑史著
Amazonでも,楽天ブックスでも,紀伊国屋書店でもないんです。
もちろん,イオンモールでも。
中古なら売ってるんですが,新品にこだわりたいんです。

本屋さんを見つけたら探すんですが,ありません。
そもそも,塚本靑史氏の本を置いている本屋が少ない。
面白いのに,もったいない。

さて,先日読み終わった本も塚本靑史著の「始皇帝」です。

始皇帝

始皇帝と言えば焚書坑儒や万里の長城などで悪名高き皇帝ですが,実はやったことはそれだけではありません。
度量衡の統一などもその一つです。
これは,まさに今でいう「標準化」ですよね。

この本は,始皇帝(贏政)の生まれた時代背景から,書かれています。
また,小説ということで,墨家の暗躍なども付け加えられて面白くなっています。とにかく贏政の動きが中心になるので,呂不韋や韓非なども出てきますが,贏政との絡み程度です。
この本を読むと人間 贏政が見えてくるような気がします。

小説だけに,内容=歴史ではありませんが,歴史に興味を持ちやすい面白い内容でした。
おススメは★★★です。
(ちょっと事前知識があると読みやすいです。)

それでは。

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