楚漢名臣列伝

ども,サスペンダーです。

久しぶりに中国歴史ものの本を読みました。

宮城谷昌光著「楚漢名臣列伝」です。

楚漢名臣列伝

 

もちろん,楚漢戦争=項羽と劉邦の時代です。
でも,名臣なので,項羽も劉邦も取り上げられていません。
取り上げられているのは,
「張良」
「范増」
「章邯」
「陳余」
「蕭何」
「田横」
「夏侯嬰」
「曹参」
「陳平」
「周勃」
です。この時代を少しでもご存じの方なら,あの人は?と思う人がいるのではないでしょうか。
例えば,「韓信」や「樊 噲」などここでは取り上げられていない人が多くいます。
まあ,それは著者の好みとか思いがいろいろあるのだろうと思います。

一人,一人はとても面白いのですが,何せ同じ時代,同じ戦争を生きた人々です。
雑誌連載ならともかく,まとめて読むと,同じ話なのです。
特に,後半「夏侯嬰」,「曹参」,「陳平」,「周勃」は同じ漢軍にいたので同じ文章を読んでいる感じがします。(もちろん,それぞれに違うエピソードはあるのですが,歴史の流れは一緒なのです。)
出来れば,途中に楚や斉などをいれて視点を変えてもらえれば,もっと面白かったようにも思えます。

おススメは★★★

それでは。

 

 

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