とあるネットワークサービスのクライアントソフトを使用しています。
ネットワークにさえ繋がっていれば情報を送ってくれる,小さいながらも便利なツールです。気に入っているので,スタートアップにも登録しています。
普段は気に入って使用しているのですが,このクライアントソフトでどうしても気になるところがあります。オフラインで起動すると,「予期せぬエラーが発生しました」というダイアログが出ることです。
ネットワークのサービスを利用しているので,オフラインなら当然サービスは使えません。それは承知してます。しかし,ネットワークに接続されてない状況が存在するぐらい「予期」できたでしょう?
組込みシステムだったらとんでもない話です。
たとえば自動車が,GPSと通信できないだけで「予期しないエラーです」と言い出したらどうでしょう?自動車の開発者が「予期」していないのですから,その後の動作保障はないわけです。
「ふつうは通信できるものだ」なんて甘い想定では,怖くてトンネルにも入れません。
組込みシステムに限らずコンピュータシステムでは,起こりうる状況を想定して,対処するように設計すべきものです。そういうものが安易に「予期してない」とは言っちゃいけないよ・・・と,オフラインになるたびに思ったりします。
でも実はこのソフト,その後のエラー処理はきちんとしています。起こりうる「オフライン」もきちんと想定していたのです。ただ,エラーメッセージが弱気なだけだったという話。