5V ACアダプタ

オープンキャンパスで使用する展示作品を準備していた時,展示作品の電源が足りないことに気づきました。

・・・いえ,なくしたのではないです。展示物が増えていたのです。
マイコンを扱って電子回路の制御を学ぶ,「エンベデッドシステム」の授業で作成された作品たちが展示物に加わったのです。
この授業の詳しい説明は,授業担当の先生に譲ります。

とりあえず,電源の予備を出してもらい間に合わせました。

展示作品といっても学生さんが思い思い好きに製作した電子回路たちです。
どの作品に,どの電源を使うか間違えたら大変なので注意が必要です。

間違えて接続しないように,あと,ついでに「洛北校」の印も付けるために,
簡単なラベルを貼りました。
といっても,見えないところだから手抜きです。

5V AC-DCアダプタ らくと5Vはよく似てる。

「らく」と「5V」・・・何となく似ています。

他の電圧(3.3Vとか9Vとか)の電源には,ひらがなで「らく」と書いてはいけないことに気付きました。
5Vと間違えたら大変ですからね。

ところで,こういう電源のアダプタのことを,よく「ACアダプタ」といいます。
本来の動作をもっと正確にあらわすなら「AC-DCアダプタ」呼ばれるべきだと思います。

これらのほとんどは,家庭用コンセントから出る交流電流(AC:Alternating Current)を,電子回路で扱いやすい直流電流(DC:Direct Current)を変換してくれるアダプタだからです。

「DC」を得るために使うアダプタなのに,「AC」と呼ぶのは良くないと内心思っています。

こんなことを言いうのには理由がありまして,
昔,やっと完成した電子回路に,なぜか手元にあった「AC-ACアダプタ」を接続してしまった経験があるからです。

「AC-AC」・・・電子回路にはAC(交流電流)が流れたわけです。DC(直流電流)の電子回路にAC(交流電流)を流してしまうと,ふつうは部品が焼けて壊れてしまいます。

「AC-ACアダプタってなんだよ。何に使うんだよ!」と,壊れてしまった電子回路を眺めながら思いました。
(もちろん,その「AC-ACアダプタ」には大きく「AC」と書いてやりました。誰かが間違えて使わないように。)

電源の接続間違いはとても危険なことなのです。

だから,間違えないようにラベルを張るのです。

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迷子のマッコウクジラ

内ノ浦湾のマッコウクジラを見る人々

先月,和歌山県田辺市の内之浦湾に迷い込んだマッコウクジラのニュースが流れていたのを覚えていますか?
あのクジラを見に行ってきました。

5月30日(土)のことです。

クジラやイルカが河川に迷い込んだり,岸に打ち上げられたりすることは実はそう珍しい話ではなく,(財)日本鯨類研究所ではストランディングレコードという報告を数多く受けています。
そして,その多くは,すでに息がなかったり,生きていても海帰れず死んでしまうものがほどんどだそうです。
(※最近のニュースでも,5/18に名古屋港でマッコウクジラの死体が漂着している。また 5/30に南アフリカでゴンドウクジラが50頭打ち上げられている。)

そういうことを考えると,あまりうれしい話ではないのですが,
すごく近くに生きたマッコウクジラがいるのです。「見に行かないと一生後悔する!」と和歌山に向いました。

内之浦湾に到着すると,既にに人だかりができていて,湾をのぞきこんでみると,大きな影がぐるぐると回っていました。

内ノ浦湾のマッコウクジラ

近いしデカイ!
クジラを見るのは初めてだったので,その大きさに感動しました。

「本で見たことあるゴツゴツの頭や!」
「潮吹きホンマに左に偏ってる!」(※マッコウクジラの鼻の穴は1しかなく,左の方に偏ってついている。)
感動です。

内ノ浦湾マッコウクジラ想像図。

(大きさが伝わらないと思うので,水面下の想像図を書いてみました。)

地元の人に聞くと,前の日までぐったりしていたそうですが,この日は元気になったそうです。

ぐるぐる回るクジラをずっと見ていたかったのですが,次の日は仕事のため泣く泣く帰宅。
(模擬授業中,若干テンション高かったかもしれません。参加者の方々ごめんなさい。)

今は,無事外の海に帰ったそうで。
よかったよかった。

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