先月,和歌山県田辺市の内之浦湾に迷い込んだマッコウクジラのニュースが流れていたのを覚えていますか?
あのクジラを見に行ってきました。
5月30日(土)のことです。
クジラやイルカが河川に迷い込んだり,岸に打ち上げられたりすることは実はそう珍しい話ではなく,(財)日本鯨類研究所ではストランディングレコードという報告を数多く受けています。
そして,その多くは,すでに息がなかったり,生きていても海帰れず死んでしまうものがほどんどだそうです。
(※最近のニュースでも,5/18に名古屋港でマッコウクジラの死体が漂着している。また 5/30に南アフリカでゴンドウクジラが50頭打ち上げられている。)
そういうことを考えると,あまりうれしい話ではないのですが,
すごく近くに生きたマッコウクジラがいるのです。「見に行かないと一生後悔する!」と和歌山に向いました。
内之浦湾に到着すると,既にに人だかりができていて,湾をのぞきこんでみると,大きな影がぐるぐると回っていました。
近いしデカイ!
クジラを見るのは初めてだったので,その大きさに感動しました。
「本で見たことあるゴツゴツの頭や!」
「潮吹きホンマに左に偏ってる!」(※マッコウクジラの鼻の穴は1しかなく,左の方に偏ってついている。)
感動です。
(大きさが伝わらないと思うので,水面下の想像図を書いてみました。)
地元の人に聞くと,前の日までぐったりしていたそうですが,この日は元気になったそうです。
ぐるぐる回るクジラをずっと見ていたかったのですが,次の日は仕事のため泣く泣く帰宅。
(模擬授業中,若干テンション高かったかもしれません。参加者の方々ごめんなさい。)
今は,無事外の海に帰ったそうで。
よかったよかった。