オープンキャンパスで使用する展示作品を準備していた時,展示作品の電源が足りないことに気づきました。
・・・いえ,なくしたのではないです。展示物が増えていたのです。
マイコンを扱って電子回路の制御を学ぶ,「エンベデッドシステム」の授業で作成された作品たちが展示物に加わったのです。
この授業の詳しい説明は,授業担当の先生に譲ります。
とりあえず,電源の予備を出してもらい間に合わせました。
展示作品といっても学生さんが思い思い好きに製作した電子回路たちです。
どの作品に,どの電源を使うか間違えたら大変なので注意が必要です。
間違えて接続しないように,あと,ついでに「洛北校」の印も付けるために,
簡単なラベルを貼りました。
といっても,見えないところだから手抜きです。
「らく」と「5V」・・・何となく似ています。
他の電圧(3.3Vとか9Vとか)の電源には,ひらがなで「らく」と書いてはいけないことに気付きました。
5Vと間違えたら大変ですからね。
ところで,こういう電源のアダプタのことを,よく「ACアダプタ」といいます。
本来の動作をもっと正確にあらわすなら「AC-DCアダプタ」呼ばれるべきだと思います。
これらのほとんどは,家庭用コンセントから出る交流電流(AC:Alternating Current)を,電子回路で扱いやすい直流電流(DC:Direct Current)を変換してくれるアダプタだからです。
「DC」を得るために使うアダプタなのに,「AC」と呼ぶのは良くないと内心思っています。
こんなことを言いうのには理由がありまして,
昔,やっと完成した電子回路に,なぜか手元にあった「AC-ACアダプタ」を接続してしまった経験があるからです。
「AC-AC」・・・電子回路にはAC(交流電流)が流れたわけです。DC(直流電流)の電子回路にAC(交流電流)を流してしまうと,ふつうは部品が焼けて壊れてしまいます。
「AC-ACアダプタってなんだよ。何に使うんだよ!」と,壊れてしまった電子回路を眺めながら思いました。
(もちろん,その「AC-ACアダプタ」には大きく「AC」と書いてやりました。誰かが間違えて使わないように。)
電源の接続間違いはとても危険なことなのです。
だから,間違えないようにラベルを張るのです。