LED最後の灯

「電気の授業がいまいちピンとこない」という学生がいたので,「じゃあ実験しよう」と軽いノリで実験をしました。実際に目で見た方が,計算をしていても数値がリアルに感じ取れ,学習もしやすい。私はそう思っています。

カリキュラム的には基礎理論の後に実験の授業がありますが,まあお遊び程度に。

まずはお決まり「オームの法則」。電圧を上げればその分電流は多く流れるし,抵抗値を上げればその分電流が制限される。

式で書けば

オームの法則

です。電圧針や電流計がそのように動いていることが確認できました。

いろいろやっているうちに,調子に乗ってきて,

学生「先生LED点けてみたい!」
私「んじゃ,点けてみようか。」

学生「先生何アンペア流したらLED壊れます?」
私「んじゃ,流してみようか。」

・・・と,だんだん良からぬ方向に。

LEDの点灯実験

保護抵抗をとられたLEDが計器につながれています。

可電流で命を燃やしつくしているような明るさ

LEDへかける電圧をどんどん上げていっている様子。命を燃やしつくしているような明るさ。

焼き切れたLED

焼き切れてしまったLED。後学のための尊い犠牲です。

きっちり実験計画を立てておかないと,すぐこんなことになってしまいます。(面白いので。) 次やるときは「電解コンデンサの破裂実験」なんかをしてしまいそうです。

まあ,どうなったら電子部品は壊れるか,身をもって経験したということで良しとしたいと思います。でも,高額な部品は壊さないでくださいね。

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注追記: 事前に危険性に対する注意を行い,実験に際しても充分な安全対策のもとにに行っております。十分な知識なしにマネをしないようにしてください。

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