ども,サスペンダーです。
積読をどんどん読み切ろうと思って,やっと2冊です。
このペースでは,いつになったら全部読み切れるのか不安がいっぱいです。
さて,今回は,塚本青史著「安禄山」です。
安禄山というと,唐の玄宗皇帝の時代に,謀反(安史の乱)をおこした悪い奴というイメージでした。唐側から見れば,そうとらえられるでしょうが,安禄山側見ればそうではなかったのです。
謀反はある意味,防衛で仕方のないことだったのかもしれません。
安禄山は,人に好かれる人物です。だから,玄宗や楊貴妃からも愛されました。また,当時最高権力者だった,李林甫や高力士からも疎まれることなく出世をします。彼は彼なりにかなり努力していたことがわかります。
人に好かれるための努力を惜しまないこと,見習いたいものです。
物語はには井真成などの日本人を絡ませて馴染みやすい工夫も見られます。
しかし,逆に物語と直接関係ないので,ややこしくなっているようにも思います。
おススメは,★★★