面接はプレゼンテーション+韓非子

就職には、試験があります。

一般に筆記試験と面接試験です。
中には筆記試験がない企業さんもあります。(ごく稀だけど)
でも、面接試験の無い企業さんはありません。
(そりゃ、これから一緒に働くんだから面接はするよね)

そこで、面接のコツ。
まず、面接はプレゼンテーションです。
プレゼンテーションで大切なのは、目的をはっきりさせる事と聴衆分析です。
面接の場合、目的ははっきりしています。
では、聴衆分析はどうでしょう。
この場合の聴衆は面接官ですが、その後ろには企業があります。
企業には社風であるとか、求める人材像があるのです。
面接官(聴衆)は、何を求めているでしょう?
まさに、社風に合い、求める人材像に合う人なのです。
社風や求める人材はその企業によって異なります。
受験する企業の求める人材像などは、事前に調査しておく必要があります。
(しっかり企業研究をしましょう)
さらに、その求める人材像に合うように自分を売り込まなくてはいけません。
そのためには、自分の性格や長所などをしっかり把握しておかないとできません。
(しっかり自己分析をしましょう)
ここまでしっかり準備しておけばプレゼンは準備万端です。
あとは、面接に臨むだけです。
(しっかり面接の練習をしましょう)

さて、古代中国には様々な思想家がいます。
有名なところでは、
儒家では孔子、孟子、荀子、
道家では老子や荘子、
墨家では墨子、
縦横家では蘇秦、張儀、
兵家では、孫武、孫臏、呉起、
法家では管仲、子産、商鞅、李斯、韓非など
彼らの目的は、自分の思想を各国の王に説き、その国を富国強兵し天下統一することでした。
その目的の為には自分自身が王に会い、信用され、喜んで進言を聞いてもらえるような間柄になる必要がありました。
それは、まさに就職試験であり面接試験でした。
そこで、法家の韓非は、その著書である韓非子「説難」篇でこのように言っています。
「(王に)進言して喜んで受け入れてもらうためには、相手の心中を察して、そこにうまく当てはまるように話を進めねばならぬ。」
これを、現代の面接に当てはめるのであれば、まさに企業の求める人材像にうまく当てはめて面接に臨まなければならない。となるわけです。
人間って2000年以上も昔から、同じような事を考え、同じように行動してきたんですね。

これから、面接をうける人の力に少しでもなれれば幸いです。

comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*