膝屋町 これってどう読む?

ども,京都に住んで19年のサスペンダーです。

京都には難解な地名がたくさんあります。
例えば,太秦(うずまさ)なんて,普通読めませんよね。
烏丸丸太町(からすままるたまち)なんて,読み方に変えれば,「からす,まるまる,ふとるまち」です。

今日出会った難解地名は,「膝屋町」です。
なんて読むと思いますか?

答えは,「ちぎりやちょう」だそうです。

で,この地名の由来を調べてみると・・・・
膝というのは,織物で縦糸を巻く道具だそうです。
この界隈は繊維関係の商家が多かったみたいです。
今この地には「千切屋」というお店があるそうです。
この千切屋は,昔「謄屋」という名前で,この「謄」は「膝」の別字なんだそうです。
おお!そのままじゃないか!と思うのですが,この千切屋さんは創業1725年で,1637年の洛中絵図に「ちきりや町」というのが登場しているそうで地名の方が古いんです。
で,さらに検索していると,もっと昔に千切屋さんがあったそうなんです。
しかも、相当大きな店で、分家だけで100軒を超えていたとか。
千切屋だらけだったんですね。
場所が,少し違うんですが、「千聰」という会社もそのひとつです。
創業が1555年(川中島の戦いだそうです)なので,洛中絵図よりは古いですね。
(千聰の創業者は千切屋の三代目の三男とのことなので、千切屋はもっと古いみたいです。)
当時の大きさはわかりませんが,相当大きな店であれば,「膝屋町」まで影響があったかもしれません。

ここまでしか調べられなかったのですが,ご存知の方,または情報があれば教えてください。

それでは。

comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*